正論を言う母親、
心配しすぎな母親、
子の意見に否定ばかりする母親、
タイプが違うように見えて、実はとてもよく似ている部分があります。
それは「正しい母親」であるということ。
正論を言うお母さんは、
「(母視点での)正論や客観性を放棄して子供の味方でいる」ということが苦手です。
世の中の誰もが、正論だけで生きてはいけない「心」を抱えているのですが、
お母さんの中に「正しい母親でいないと」という気持ちがあると
子供に素直に寄り添うことが難しくなります。
子供の心の「正論では通じないもの」や
「自分はその場を目撃してないから分からないこと」にであうと、
子供の味方ではなく「中立」であろうとしてしまいます。
正論を言うお母さんは、まるで「法律」です。
「うちの子が100%正しいとは言えないかも」という立場から、客観的に、正しく判断する、ということを大切にしてしまいます。
心配しすぎなお母さんは、
「子供が幸せだったらそれでいい」と思うことが苦手です。
「子供に不幸せが無いように」とあらゆることに考えを巡らせて、
主に「どんな悪いことが起こるか」を想像します。
だから、心配性のお母さんはまるで「デメリット発見器」。
子供がどんなにやりたい事でも、「この道を選ばせたら将来どうなるの」と考えてしまいます。
そしてその不安を「でも」という言葉を使って、意見をした子供に伝えます。
絶対に安全な道を、選択肢を、と考えてしまうのですが、
それはお母さんの、お母さん基準での「安全」であり「幸せ」です。
子どもとお母さんが全く別の個体である、という認識が低いお母さんでもあります。
否定ばかりをするお母さんは、
「子供が自分らしく生きていく」ことが苦手です。
子供の意見や楽しそうにしているものを否定したり、
「あなたは○○だから」「あんたなんてどうせ~」と子供を決めつけてしまいがちです。
子供が1個人として自由に成長し、子供の存在感が強くなっていくことが気になってしまいます。
このお母さんは「もぐらたたき」。
強い言葉を使うお母さんが多く、子供がどこから顔を出してもすぐに気づいて強い言葉でたたいてしまいます。
モグラたたきをされた子は、不思議と母親の言ったとおりになっていくので、「あなたは○○」という決めつけが本物になっていきます。
続きます。
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