「いろんなことが分かる」は不安のもと? | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

ニュースで事件や流行り病を見て不安になると、

ネットでさらに検索してしまう方がたくさんいます。

 

でも、たくさん検索して情報を集めた結果、

「もっと不安になった」

ということがありますよね。

 

あんなケースもある、

こんな現状もある、

えっあのニュースはデマなの?

 

などなど。

 

人は、幸せより不幸せに敏感で、

だから世の中の情報も不幸せなものが多くなって、

 

知れば知るほど何も信じられない、と

どんどん不安に陥ってしまうことがあります。

 

でも、「たくさん知っている状態」になってしまうと、

「知らない」ということが怖くなってくるので

もっと調べてしまうんですね。

 

例えば

「人から悪く思われているんじゃないか」と思っている人は

悪く思われることが苦痛なのに、

「どう思われているか」を一生懸命探ってしまうことがあります。

 

「あの人が嫌いだ」と思っている人は、

その人のことを意識したくないのに

一挙手一投足をつい確認して、嫌なところを見つけてしまうことがあります。

 

そして、どんどん自分の中に不快感がたまっていくのに、

「相手のことを気にしない」「これ以上知ろうとしない」

という選択が難しくなっていって、

 

嫌なのに気にしてしまう、という状態になります。

 

失った状態から得ていくよりも、

得た状態から失うことの方が、「怖い」と感じる方が多いので

「情報を得ようとしない」ということが、「自分の把握できない場所で良くないことが増えていくような不安」につながります。

 

把握しておかないともっと不安になる、という選択が合っていることもあるけれど、

それがさらなる不安を呼び寄せてしまうこともあり得る。

 

見たくないものを見ようとしてしまう時は、

思い切って全部やめてしまうといいかもしれません。

 

やめたいのにやめられない!という場合なら、

カウンセリングもご検討くださいね。

 

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