手のひらを眺めてみると | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

 

今よりずっと若い時、

 

夜の電車に揺られる中で

好き勝手言う仲間の中で

 

自分の手のひらをじっと眺めていると、そこには何もない気がしました。

 

毎日1日も欠かさず生きてきたはずなのに、

なんで何もないんだろう。

 

そう思うと自分に失望しそうになります。

 

死ぬまで僕はこうなのかな?

社会的な生活にしがみつくことは出来ても、何かが苦しくて、どこかさみしい。

 

「何もない」ということが若い私にはとてもよくないことのような気がして、焦ったり急いだりした結果、さらなるぬかるみへと足を踏み入れてしまうこともありました。

 

 

 

今、自分の手のひらをじっと見つめます。

そこには、やはり何もない気がします。

 

何もないけど、それでいいんだな。

 

そう思うと、何もないてのひらの上にあたたかさを感じます。

 

そうして、本を読み、水を飲み、時に「にゃんこ大戦争」をしたりして、私は今日の眠りにつきます。

 

若い日のいたみに懐かしさを覚えながら。

 

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