人は、いろんな経験をして、痛みや失敗から成長していくことができます。
でも、中には理不尽な痛みもあって、
そういう痛みは成長の道をゆがめてしまうことがあります。
あるいは、失敗を成長の糧に出来ないこともあります。
「失敗」のダメージが大きくて、受け入れきれずに、成長どころか「もう二度と見たくないもの」になってしまう。
そんな、理不尽な痛みや失敗の記憶は、
心の奥にしまいこまれて、片付けられることも無いけど、無かったことにもなりません。
無かったことにもならない、とはどういうことかというと、
同じような痛みを極端に避けようとしたり、
反対に、同じような痛みを何度も味わう境遇を作ってしまったり、
失敗を思い起こさないために別のトラブルを作ったり、
何も感じなくていいようにすべての感覚を麻痺させたりします。
いま、自分の表面に出ている悩みや思考のクセがありますよね。
それを「変えたい」と思うのに変えられないのは、変えるべき場所がそこじゃないから、かもしれません。
行動や思考が変えられない時、
悩むべきは「変われない自分」ではないかもしれません。
たとえば自分はどんな木を持っていて、どんな水を引いていて、土はどんなか?環境はどんなか?
そういうところのほうが大事だったりするのかも。
過去が全てではないけれど、過去に要因があるものって実にたくさんあるんですよ。
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