自分しか、自分を許してあげられる存在はいない① | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

カウンセリングが順調に進むと、

ある一つの葛藤にぶつかることがあります。

 

それは「自分を認める」時の葛藤。

 

誰かに傷つけられた過去が少しずつ癒えて

誰かの影響によって「させられていたこと」が

なくなっていくということは

 

本来の自分に戻っていく、ということでもあります。

 

砂を払いのけて初めて見る自分の姿は

一体どんなものでしょうか。

 

想像通りかもしれないし、

想像とまったく違うかもしません。

 

ここで、

頑張って生きてきた人ほどぶつかるのが

「ありのままの自分を許せない」

という壁です。

 

例えば、

「皆が出来ることが出来ない自分」

「美しくない自分」

「我慢が足りない自分」

「周囲の好意を受け取れない自分」

「ない物ねだりの自分」。

 

そんな自分を許せません。

 

耐えて生きてきた人

頑張って生きてきた人には

「他人への嫌悪感」があります。

 

誰だって、人の嫌なところをたくさん見て

時にその中に身を置いていると、

「こんな風になりたくない」と思うものです。

 

頑張ってきた人達は、

「こんな風になりたくない」をたくさん知っているので

自動的に人嫌いになっていきます。

これは表面的に人に依存していても、です。

 

でも人嫌いになると、一つ問題が出てきます。

それは「自分自身もまた人である」という事。

 

頑張ってきた人達は、ここにとても苦しみます。

忌み嫌っているものと自分が同じであることが

認められない。

 

だから自分の中にある「汚さ」を

徹底的に排除したり、見ないようにしたり、

はたまた受け入れたフリをすることで

どうにかやり過ごそうとしています。

 

心の潔癖ともいえる状態です。

 

それが、周囲の砂埃が取り去られた時、

突然「ご対面」してしまうから、非常に苦しい。

 

そう、カウンセリングのラスボスともいえるテーマは

「どんな自分をも受け入れられるかどうか」なのです。

 

続きます。

 

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