本当は何も出来ないのに、出来る人だと思われてしまう | 仙台駅前にあるカウンセリング ルーム まきび

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開設から16年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

 

自分の中の自分像と

他人が見る自分のイメージが

かけ離れていて困る、なんてことがあったりします。

 

例えば

実はポンコツ(だと自分では思っている)なのに

周囲の人から「出来る人」だと思われてしまう、という場合。

 

本人は「自分はそんなに出来る人間じゃない」と思っているので、

周囲からの高い評価や期待が重くのしかかる気がします。

 

とはいえ、周囲からの評価が下がったり

「なんだ、全然出来ないじゃん」とバレてしまうのも怖くて

ついつい普通以上に頑張りすぎてしまう。

 

その結果、ものすごく頑張って周囲の期待に合わせているのに

周囲からは「ほら、やっぱり出来る人だ」と思われて

ますますいろんなことを任されることが増えてしまいます。

 

こういう方は責任を感じると底なしに頑張ってしまう傾向があり、

寝る時間を惜しんで取り組んだり

私生活がどんどん乱れてしまって心もボロボロに。

 

ブラックな会社で懸命に働いている状態の人も少なくなく、

大量の仕事と「期待される言葉」を背負って潰れてしまうこともあります。

 

「断れない」

「出来ないと言えない」

「自分が頑張れば丸く収まる」

「嫌われるのが怖い」

 

こういう気持ちのベースがある人は

「何にも出来ない自分像」を抱えていて、

さらに「それが明るみに出ないように気を使う」傾向がありますが、

 

その結果、自分のイメージ以上に

「出来る人」と思われてしまうことも多く、

だんだん息が詰まるような気持ちになっていきます。

 

じゃあ、最初から何にも出来ない風にすればいいじゃん、と

思ったりもするのですが、

それはそれでなんだか難しい。

 

大事なことは、「便利な人」になることではなくて

「気楽なバランスで生きられる人」になること。

 

あなたが今、

「でもこうならないと私の居場所がない」と考えていることは

実は幻かもしれませんね。

 

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