他人を認めたり、他人に優しくなるためのコツは、
「他人に興味を持たないこと」だったりします。
どうでもいい相手
深く知らない相手
全く興味のない相手に対して
人は案外優しくなれるものです。
どうでもいいと思うからこそ、
相手の言葉に自分の感情を揺さぶられることも無ければ
相手の言動に一喜一憂したり、余計な心配をしたりすることもなく、
ただ相手に対して純粋な言葉をかけることができます。
(この時にイライラしながら「どうでもいい」と思うのは、
相手に対して興味がないということではありません)
心理的な距離を近づけることが、優しいということではないし、
他人に興味を持たないということが冷たいということではない。
薄いガラスの壁を1枚隔てて、お互いに自由でいられること。
自分の中の何かを削ったり揺さぶられたりするんじゃなくて
たまに声をかけたりかけられたりする程度の、興味のなさ。
その程度の興味のなさが、その程度のやさしさを生んで
自然に、「ほどよい関係性」になっていきます。
他人の感情に振り回されすぎたり、
必要以上に他人を助けようとしたり、
あるいは他人を認められない、優しくできないと感じた時は
そっと自分と相手の間にガラスの壁を作ってみます。
ガラスの壁に守られて、相手に興味を持つ必要が無くなると
不思議と心も穏やかになります。
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