あっという間に日が暮れるようになりましたね。
しかも寒い。
外を歩くときも心なしか足早になります。
今日も寒い寒いと言いながら歩いていたら、小さい雪が降ってきて
「もうそんな時期かあ」
なんて思いました。
ある一瞬の出来事が、昔の記憶に紐づいて過去を呼び覚ますことがあります。
雪が降ってきた、とか、
コートも着ないで楽しそうに歩く高校生、とか
夕暮れ特有の雰囲気、とか
そういうものが、「あの時」とつながって思い出されます。
懐かしい記憶は痛みと紙一重で、
浮かんだ途端にかき消したくなるようなものもたくさんあるでしょう。
リアルタイムで消化できなかった感情は、細く長く尾を引くことがあります。
特に「許せない記憶」や「許されたい記憶」はいつも頭の片隅にいて、忘れたくても忘れられません。
いつかそういう痛みも怒りも、笑って話して記憶の川に流せたら、もっともっと楽になる。
そうしたら世界はもっとシンプルで美しく見える。
そのためのカウンセリングでありたいものだと、今日も寒さに震えながら考えます。
(寒いの苦手)
*このブログは毎日19時に更新されます
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