数字が苦手な人って② | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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この「数字が苦手」「計算が苦手」な人、

面白いことに、実は事務職に意外といらっしゃるんですよね(笑)

 

事務職だと数字も扱ったりするので、向いてなさそうに感じるのですが、これにもちょっと理由があります。

 

まず、「数字が苦手」ということになかなか気づきにくい点があります。

 

読み書きができない場合、学校でもある程度目立つのと生活に支障が出やすいので、保護者の方や先生に見つけてもらいやすいのですが、

 

「算数は苦手だけど他は普通に出来る」という場合は、さほど問題視されずに大人になっていくことが多いので、どのくらい苦手なのかを本人も自覚しにくいのです。

 

 

そして次に、「数字が苦手な人」は人間関係で悩むことが多い傾向にあります。

 

相手と適切な距離を保つのが少し苦手で、相手にくっつかれすぎたり、いきなり離されたり、振り回されることがあります。うまく友達を作れない、というケースもあります。

 

なので、自然と人を避けようという気持ちが働く上に、「計算は苦手」と分かっていても、「数字自体が苦手」と思っていなかったりすると、「就職するなら事務職かな…?」と考えてしまいます。

 

 

というわけで、事務職についている方で、

 

●人の対応に苦手を感じていて、

●人間関係が浅い、うまくいかないことがあって

●簡単な計算や電話番号、時計などの数字がストレス

●大きな買い物はしないけど、意外とお金がたまらない

 

という方は、この傾向が強いかもしれませんね。

 

 

この話をすると、

「じゃあよくならないの?」

と言われてしまいそうですが、そんなことはありません。

 

もし明確に算数障害だった場合、数字への対応力自体を上げられるかどうかははっきりと言えませんが、

大抵の場合、緊張感や不安、ストレスが邪魔をしていて「余計にできない」という状態になっています。

 

この「緊張・不安・ストレス」などは軽減できるので、結果的に邪魔がなくなり能力が上がったような感じにはなります。

(もともとの能力をフルに発揮できるようになる、という意味です)

 

ついでに対人関係の苦手も良くなることが多いので、生きやすくもなりますし、「接客の方が楽だった」なんてことになる方もたまにいらっしゃって面白いです。

 

つくづく人の変化はすごいものだなと思います。

 

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