昨日の続きです。
昨日お話したように、「HSPにみえてそうではない場合」というものがあります。
それが、気質による敏感さではなく、何らかのトラウマや生育状況で一時的に過敏になっている状況、です。
・ちいさな音にもビクッとする(もしくは飛び上がるような驚き方をする)
・相手の表情の機微に非常に敏感
・傷つけていないだろうか、悪いことを言ってしまったのではないかと不安になる
・事件や虐待などのニュースで気分が落ち込み、引きずる
・人の視線があるとうまくできない
・1日中人といるのはつらい
これらは、HSPだけでなく上記のトラウマ~の人にも見られる特徴です。
そしてこれがもしトラウマによるものだとすると、心理療法で改善する見込みがあります。
HSPかどうかの判断は、おそらく多くの人が本やネットを見て自己判断されていると思います。
もちろん、カウンセリングでHSPとしての生き方を一緒に考えることも出来ます。
ただ、もし「生活を送るのもしんどい」と感じていて、「改善する可能性があるならそれを試してみたい」、と感じる方は、
一度カウンセリングで心理療法を試してみても良いのではないか、と思います。
また、HSPであっても、その過敏さのために人一倍ストレスを抱えやすい状態なので、
そのストレスを心理療法で取ってみる、という手もあります。
その場合持ち前の繊細さが消えることはないと思いますが、
過去から背負ってきたものを下すお手伝いは出来るかもしれません。
HSPや敏感な方は、「生きやすさ」が人生の一つのテーマになると思いますので、
出来る方法は試していきたいところです。
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