昨日の名言解釈のCの部分に
質問がありましたのでお答えします。
井上雄彦先生のバガボンドの中で
沢庵和尚が武蔵におっしゃった言葉
「A:お前の生きる道はこれまでも
これから先も完璧に決まっていて
B:それが故に自由だ
C:根っこのところを
天に預けている限りは」
のCの部分ですね。
私は一宗教に属しているわけではないので
天が何を指すかは何とも言えないのですが、
とりあえず
万物を創造し、与え受け入れてくれる存在
としておきましょう。
その天が与えてくださった現象を
a:受け入れる
(=天を信じる、自分の根っこを預ける)
広い世界で生きるということでもありますね。
b:受け入れない
(=天を信じない、自分の中だけで生きようとする)
ある意味で狭い世界で生きるというのもbですね。
aの場合はあるがまま、
その出来事にとらわれていない
ということは自由にその出来事をみれる
それにくらべて
bの場合はその出来事にとらわれている
つまりその出来事に(本人の中での)
固定した意味があり、
それ以外に動かしようがない=不自由
(自分の)根っこのところを
天に預けている限り
というのはつまり、自分で固定した意味に
とらわれず、天から与えられたものを
そのまま受け入れる(=信じる)、
根っこのところを天に預けるというのは
自由の下地なのかなと思います。
(あってるかどうかはわかりません)
それでもこれが本当の意味で体得出来たら、
流れのままに物事をみることができるのかなあ。
それは生命の躍動をみることなのでしょうかね。
*このブログは毎日19時に更新されます
当カウンセリングルームに所属する、女性カウンセラーの情報はこちら