昨日の話の続きですが、
記憶って
A出来事の記憶とB感情の記憶
からできていて
不快な記憶の感情部分の消化に
心理療法を用いることがある
という話をさせていただきました。
わかりやすいたとえで、
お付き合いしてる男性からDVをされて
その記憶が何度もよみがえって
眠りが浅いからお酒を飲んで
寝るようにしていた女性Cさんがいました。
Cさんに心理療法をうけていただくと
昔お付き合いしてた男性のことを
思い出しても
今まで起きていたB感情や感覚が
わきおこってこない、
そんなこともあったなという感じ。
むしろA男性から受けたDVの記憶自体も
思い出しにくくなっている。
Cさんに二週間後に
もう一度お越しいただいたときには
よく眠れるようになった。
でも前ほど、お酒がおいしくなくなった(笑)
と言われました。
つらいことをマヒさせるための
お酒はとてもおいしかったと思いますが、
つらくなくなったので
お酒もおいしくなくなったようです(笑)
というように記憶が睡眠にまで
影響を与え、その原因である
B不快な感情記憶を消化することで
睡眠が元の状態に戻る
というのはよくあることだったりします。
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