「ショック?」とカウンセラーに聞かれたが、何も意識に起こらず笑って「ありがとうございました」とドアを閉めた。
そのとたん、力が抜け歩くのが大変。喫茶でしばし座り込む。
なんだったんだろう、と思うが、考えは進まない。
何日かして思い出した。七ヶ月前もそうだった、お酒に弱くなったんでなく、あの時私はショックだったんだ。
何でショックをすぐに感じないの?私は・・・
そしてそのことでカウンセリングを受けたら、出てきた。
おじいちゃんと別れたショックを母に知られてはまずい!
もうおじいちゃんとは暮らせない!
これは小一になったばかりの私には、最大の庇護者を、愛の対象を失ったこと。
母にもまさり、無条件で私を愛してくれた人。
母にとっては、人生のパートナーとは認められない男との間の子である私。
私を愛するには条件が必要だったのだろう。
その上、私はおじいちゃんが好き。
私に、愛と怒りを感じて当然、と、今は理解はできる。
が、昔、小一の私が、納得できるわけがない。
そして、もうおじいちゃんはいない。
おじいちゃんと別れて以後の保護者は母。。。
小一の私はおじいちゃんとの別れのショックを、全くの無意識で、押さえ込むしかなかった、、、
母子寮にやってきたおじいちゃんに気づいても、感情が起こる直前の一瞬で感情を押し込めたのだろう。
小学生なのに『今の私の保護者は母』と利己的に瞬時に理解する嫌な奴。そして、祖父を思い出しても好きだったはずなのにとは思っても、恋しい会いたいとも感じない私はなんて冷たい人間、と自分を責めてきた。
小さい私は、生きるためには感情を押し殺すしかしかなかったんだ。
今は、ショックはショックで、その時感じていんだよ。
私に一つ一つ許していこう。
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