ためこみ障害(Hoarding Disorder) | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

開設から18年。不安感・対人関係・恋愛・トラウマについて小さなご相談から改善に向けた専門的な分析・心理療法によるカウンセリングまで幅広く承ります。仙台駅前パルコ2から徒歩1分のビル内にある看板のないカウンセリングルームです。Zoom、スカイプ、お電話でも承ります。

*このブログは毎日19時に更新されます*

カウンセリングルームまきびHP:感想

本や資料が部屋の中に積み重なる。

半年前に300冊くらい処理してるのに、昨日もまた200冊くらい処理をしたものの、まだ部屋がきれいにならない(涙)。

これは、本や資料をためこみすぎかな?

そういえば、精神疾患の診断基準が新しくなったDSM5には、ためこみ障害というのがあったけど、それかな?

一応、診断基準は一番下に記しておきますが、先に私なりに要約すると

A.その物の価値はともかく,物を捨てられず,溜め込んでいる
B.物をためたい衝動や捨てることの苦痛がある
C.生活や職場空間が占拠され、生活等に支障が生じている
D.ためこみに関わる症状が自分や他人に苦痛や,生活や仕事等に問題を引き起こしている
EF.これは他の身体疾患や精神疾患からくるものではない。

まず自分で処理して捨ててるからAとBは関係ないかな。むしろ捨てると気持ちがいいし。Cはちょっとあやしい。疲れてるときは部屋に資料が山積みで部屋が汚いもんなあ。でも数時間で片づく程度だし、週1くらいでさすがに片づけてはいるから、これも除外。

Dはう~ん、まあ仕事や生活に支障をきたすほどではないかな(笑)。

というわけで大丈夫かな(笑)(心配な方はもちろん医学的診断に関しては専門医へ)


DSM-5のためこみ障害Hoarding Disorderの診断基準案
A.実際の価値とは関係なく、所有物を捨てること、また手放すことが持続的に困難である。
B.品物を捨てることについての困難さは、品物を保存したいと思われる要求やそれらを捨てることに関連した苦痛によるものである。
C.所有物を捨てることの困難さによって、活動できる生活空間が物で一杯になり、取り散らかり、本質的に本来意図された部屋の使用が危険にさらされることになる。もし生活空間が取り散らかっていなければ、それはただ単に第三者(家族や清掃業者、公的機関)による介入があったためである。
D.ためこみは、臨床的に意味のある苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な分野における機能の障害(自己や他者にとって安全な環境を維持するということも含めて)を引き起こしている。
E.ためこみは他の医学的疾患に起因するものではない。(例:脳の損傷、脳血管疾患、プラダーウィリー症候群)
F.ためこみは、他の精神疾患の症状によってうまく説明できない(例:強迫症の強迫観念、うつ病によるエネルギー低下、統合失調症や他の精神病性障害による妄想、認知症における認知機能障害、自閉スペクトラム症における限定的興味)

過剰収集を伴う:不必要であり、置く場所がないのにもかかわらず、過度に品物を収集する行為が所有物を捨てることが困難である状態に伴っている場合

病識が十分またはおおむね十分:その人はためこみに関連した信念や行動(品物を捨てることの困難さ、取り散らかし、または過剰な収集に関連する)が問題であると認識している。

病識が不十分:その人は、反証の根拠があるにも関わらず、ためこみに関連した信念や行動(品物を捨てることの困難さ、取り散らかし、または過剰な収集に関連する)に問題がほとんどないと確信している。

病識が欠如した・妄想的信念を伴う:その人は反証の根拠があるにもかかわらず、ためこみに関連した信念や行動(品物を捨てることの困難さ、取り散らかし、または過剰な収集に関連する)に問題がないと完全に確信している。

(出典:DSM-5)



*このブログは毎日19時に更新されます*