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カウンセリングルームまきびHP:感想
学生時代は試験になると本を読んだ。それほど、試験がいやだった、嫌いだった…
その時呼んだ世界名作、題の記憶はない。
「アフリカへ宣教に行く。結婚して一緒に行って欲しい」
と従兄の牧師に言われたヒロインが応えたのは
「私はあなたを尊敬していますが、愛していません」
「私はあなたを尊敬していますが、愛していません」
これって私の気持ちだ!と強烈に突き刺さった。
あの貧しさの中で大学までやってくれた母を愛せない!
あれほどの大恩ある母を愛せないなんて。
なんて恩知らずな私!
この思いはずっと私を苦しめてきた。
それが40代後半、友が本を貸してくれたことなどすっかり忘れていたら「そろそろ返してもらえる?」
えっええー、読んでませんと言えず、必死で、その夜、本と向き合った。宗教書っぽい、こんなんだったんだー、でも「どうだった?」って聞かれると困るーがまんがまんと読んでたら
『愛してなくても感謝してるでしょ』 もう最後の方の一行
『愛してなくても感謝してるでしょ』
『感謝してるけど愛してない』と自分を責めてたが…なんてこと・・・
言葉をひっくり返しただけで、こんなにも感じが違う!
『愛してなくても感謝してる』
それでいいんだー 私を許せた一行
『私は母を愛せないけど、とっても、とっても感謝してる・・・』
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