発達障害・次女独立…の巻 | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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次女は来年30歳という秋、堪忍袋の緒が切れ独立を言い渡す時はやってきました。長女はすでに結婚、弟たちも社会人としてすでに独立していました。「来年30歳よね。みんな独立したんだからあんたも一人暮らしをして頂戴。独立資金も自分で準備して、一人暮らしができる収入のある仕事もさがしてね。期限は今年の12月31日。もし仕事がなくても、独立資金がなくてもあんたも荷物の全部も家から出してもらいます!」と宣言しました。



その時の次女の言葉にまたびっくり「短大の時、下宿させてと言ったらダメと言っといてなんで今頃1人暮らしせよなのよ!」またもや唖然とするばかりでしたが、さすがにこの時は言葉が出ました。「短大の時は下宿より寮の方が生活費が安いでしょ。下宿だったら炊事道具から生活用品全部をそろえるにもお金がかかるのよ。社会人なら生活費は自分でするのが当然で、親が出す必要はないでしょ」

そしてぐちゃぐちゃはありましたが、一ヶ月ほどして久ぶりのフルタイムの仕事を見つけてきて、年末には職場に近いアパートも見つけ引越しました。

仕事を見つけた時、通勤用に車を夫から9万円で手に入れ、アパートに越しても2週間ごとの帰宅。何のための独立かと次女の顔を見るたびにうっとうしい思いに駆られたのも事実です。それも、車検切れまでの10ヶ月の事でした。

何か困ったことは、と言うと「お金がないだけ」と笑います。



それまで褒められることがなかった次女がこの職場では「よくこんな収入で親の援助もなく暮らしててえらい!」と褒められるとも言いました。この職場が次女にとっては一番居心地のいい職場だったようです。それが残念にも、2年後不況のあおりでリストラにあいました。


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