自分で考えることと妄想の違い | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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今日は『自分で考える』と『妄想』の違いについてご質問がありましたので、それにお答えしたいと思います。

『妄想』は自動思考に近いです。自分で意図することなく、でてきます。そしてその考えにとらわれてしまいます。

自分でコントロールできない考えを妄想ととらえてもよいと思います。不快を伴う場合、頭から離れない場合、『妄想』と一体化してしまっている場合もあります。

『妄想』との距離感も人それぞれです。自分で考えようともしていないのに考えがでてきて、ああ、また出てきたなと距離が取れている人もいれば、『妄想』と現実の区別がつかず、『妄想』の世界にどっぷりつかっている人もいます。

さらに『妄想』を自分で考えたこと、現実で正しいことだと思って疑わない人もいると思います。

比べて『自分で考える』というのは、もちろん自分が意図したところから始まります。そしてその考えは自己コントロールできるので、出したり、消したりできます。

基本的には不快が伴わないことが多いです。不快が伴うことをわざわざ人は考えないのです。不快が伴うことを考えるときは、すでにその『妄想』にとらわれているときなのです。

『自分で考える』場合は、出てきた考えに固執することもなく、柔軟に肯定したり、否定することも可能だと思います。

『妄想』と『自分で考える』の区別は本人ではわからないことが多いです。

不快が伴わないこと、自分ですぐに消せること、が『自分で考えている』ことになりますね。



(あくまで個人で勉強、情報収集した上での見解にすぎませんのでご了承ください)



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