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カウンセリングルームまきびHP:自己紹介
昨日もお話しさせていただいた、見分けにくい精神病質をもった人の特徴ですが、被害妄想や自分を過大評価もしくは過小評価しすぎてしまう、そして何をしてもなんとなくやり遂げられなかったりするなどもあります。
精神病質をもった人の中には見た目がいい子、まじめ、面白いことや興味深いことを話す。好感度がもてる人もいたりします。
見込みがありそうだと思って、仕事を任せてみたり、勉強をさせてみたりすると話した印象ほどできなかったり、続かなかったりします。
これは統合失調症でいうところの陰性症状の意欲の減退に近いものがあります。これが年齢を重ねれば重ねるほど無理が効かなくなり、「昔はできたんだから、やればできるはず」と思い込んでしまい、何度も同じ失敗を繰り返しても学ばない人が結構多いのです。
そして統合失調症の陰性症状の感情の平板化、もしくはうつの中にある喜びの喪失などにもあるように、感情に乏しくなる時期があったり、反応が鈍くなる時期があったりします。
そしてもう一つの陰性症状である、思考の貧困も、見分けがつきにくい人の場合、思ったより視野が狭かったり、なんでそんなこともわからないの?と周りが少し不思議に思うような形ででてくることもあるようです。
そして何より、妄想は本人にとってリアルな考えであり、感覚なので、本人が妄想を妄想であると認めることはあまりないのです。
この場合、周りが気づいてサポートしていく必要も出てくるかもしれません。
ですのでご家族の協力は治療に必要になってくるのです。
(あくまで個人で勉強、情報収集した上での見解にすぎませんのでご了承ください)
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