『自分を大事に』を伝えないほうがいい場合 | 仙台駅前にあるカウンセリングルーム まきび

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昨日の続きをいきましょう。
『自分を大事に』というアドバイスは相手をみて話す必要があったりします。

人のために頑張りすぎたり、断るのが苦手な人、自己犠牲の精神が強い人に「もう少し自分を大事にしたら」とお話ししたりしますよね。

もしくは自暴自棄になってる人に対しても『自分を大事に』を伝えることってありますよね。

しかし問題は自分のことがあまり見えていない人、空気が読めない人、自己中心的な人に『自分を大事に』を助言すると好ましくないことになる場合があります。

たとえば、発達障害の方は空気を読むのが苦手ですので『自分を大事に』と『自己中心的』を間違えてしまいやすいです。

それからパーソナリティ障害群の中でもこの二つをはき違えてしまいやすい方はいらっしゃるようです。よく病院臨床の現場の方が嘆いているのを聞くことがあります。

あとはIQが高くない場合にも問題でもこの間違いが発生しやすいようです。

言わずもがなですが、モンスターペアレント等、モンスターになる要素がありそうな雰囲気の方には絶対に行ってはいけませんよね。火に油を注ぐようなものです。

自己啓発系、心理学系のこのアドバイスは耳触りはいいのですが、実は万能ではないので要注意です。


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