半年前の話ですが、三日間ほど、誰にも会わず、
個室にひきこもってテレビもなしで過ごしてました。
さすがに電話での会話はしましたが、あとは一人です。
確かそうやって自分自身にだけ集中する心理療法や
修行法がありましたが、似たようなことを
機会があったので試してみました。
ついでに食事は豆乳とりんごのみです。
つまり断食と似たようなものです。
これも食事療法として古代インドの書物
(名前はど忘れしました)に書かれていたものです。
前回、チョコモナカの件でもおわかりかと思いますが、
僕は根性ないです。菜食も半年くらいは続きましたが、
今では6割程度です。
そこでですね、一念発起しまして、
もう一度身体の調整をしようと思い立ちまして、
冷蔵庫もテレビもないある場所で、三日間ひきこもってました。
初日は「もう少し何か食べたいな」とか
そんな程度で済みましたが、
二日目の夜から根性なしが始まりまして、
ひどい有様でした。
「もっとめしが食いて~」
「肉が食えたら、なんでもいい~」
「なんか寂しいから、誰かと話して~」
「そろそろ家に帰りて~」
見苦しいのでこれくらいにしておきますが(笑)
二日目にして、ホームシック丸出し番長です(よわっ)。
たまたま持ってきていたクリシュナムルティの本を読むと
上記のものは全部、逃避に過ぎないそうです。
そして「自己分析せず、言葉にせず、
ただひたすら内側を観察し続けること」
と書いてあったので、やってみますと、
自分の内側は結局、虚しさ、孤独などなど、
言葉にできない、あまり感じるのに不快な感覚の
オンパレードで、欲求はすべてそこから
逃げるために過ぎなかったと……
わかったような気がしたんですよね~。
そこで、ここからがワークのしどころです。
この不快感を『食べる』のです。
僕のカウンセリングの目標は、
クライアントさんに自分の不快感を
『食べる』訓練をしてもらうこと、に尽きます。
これができたら卒業です。
それで、クライアントさん方に
さんざん言っているのですから、
僕ももちろん『食べます』。
もうむしゃむしゃ『食べます』。
最初は吐き気がして、おえっ、てなります。
そのあと涙が出てきて、
ひいひい言うのですが(この反応は僕が根性なしで、
しかも短時間で一気に感情を消化しようと
するから苦しいのであって、
普通はもっと楽です……多分)
だいたい「おかあさ~ん」とか「神様、たすけて~」とか
そんな類の言葉が浮かんできます
(でもこれはみんな『抵抗』にすぎません)。
とにかくですね、つらくて、悲しいのですよ。
受け入れるのは一瞬(のはず)なんですけどね~。
で、気づいたら朝になっていてですね、
知らぬ間にけろっとしていました。
根性なくてもやればできるもんですね~、拍手!!
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