夢 | 千葉大学男子ラクロス部

千葉大学男子ラクロス部

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今シーズン、主将を務めます魚嶋歩です。
OBOGの皆様、保護者の皆様、日頃より温かいご支援・ご声援をいただき、誠にありがとうございます。



ちょうど1年ほど前だか、今でも覚えている出来事がある。稲毛の某居酒屋で出世サワーを頼み、金魚鉢ほどの巨大なレモンサワーによって、はるが撃沈した日のことだ。その日は、梶さん、翼、はる、俺の4人で飲みに行っていた。
その日が印象に残っているのは、もちろんバカでかいレモンサワーのインパクトもあるが、それだけではない。会話の流れは正直あまり覚えていないが、ひとつのやりとりだけは強く記憶に残っている。
梶さんが「翼にはマジで期待してる」的なことを真剣に伝え、それを受けた翼が「今年1年、本気で頑張る」と迷いなく言い切った事である。飲みの場ではよくある会話かもしれないが、その瞬間が忘れられない。そして、それ以降、翼が練習を休むことはほとんどなくなった。




なぜこの出来事を書いたのかというとそれは、「期待し、応える」というこの関係を1番大事なものだと感じたからである。
自分が仲間に期待し、仲間がそれに応える。
仲間が自分に期待し、自分もまたそれに応える。




─あいつにパスがうまくなってほしいと期待し、そいつが壁当てに行きまくる。
─あいつにシュートを決めてほしいと期待し、そいつが自主練でシュートを打ちまくる。
─あいつに1on1で圧倒してほしいと期待し、そいつがジムに通い詰める。
─あいつにもっとIQを高めてほしいと期待し、そいつがビデオを見まくる。
─あいつに練習をより良くしてほしいと期待し、そいつが考え抜いて提案してくれる。
逆もそうだ。
─俺にもっとチームのために考えてほしいと期待され、俺がそれに応える。




この「期待し、応える」というのは、ある意味俺のエゴかもしれない。
でも、それをみんなにも押し付けたいと思っている。
期待されることは、時にプレッシャーとなる。逃げ出したくなることもあるかもしれない。
だけど「一部昇格」、そして「継続的に強い千葉大」を目指す中で、全員が互いに期待し合い、それに応えるチームでなければならない。
だからこそ、グラウンドでは時に厳しい言葉が飛び交うこともあるだろう。
でも、その根底にあるのは、「オフェンスに点をとって欲しい」、「ディフェンスに守りきって欲しい」という、お互いへの期待だ。




俺たちは、そういうチームでありたい。




誰かが誰かのきっかけとなり、その輪がどんどん広がっていくようなチーム。
そんなチームで戦えたら、どれだけ強くなれるだろうか。




「SPARK」
その先に待っている景色を、全員で掴みにいこう。




31期 新4年 AT 主将 魚嶋歩