25シーズンの主務を務めさせていただきます、新四年の荒井皓毅です。よろしくお願いいたします。
昨シーズンの獨協戦は、自分にとって大きな意味を持つ試合でした。
試合直後は、負けた悔しさと、怪我で何もできなかった無力感に押しつぶされそうでした。ただ、それだけではありませんでした。シーズンを通して確実に良いチームへと成長していっている実感があって、そこに対する達成感もありました。悔しさ、無力感、達成感——さまざまな感情に掻き回され、自分の中で整理しきれないような、不思議な感覚でした。
この瞬間を経験できたことで、ラクロスを続けてきて本当に良かったと心の底から思いました。旅行や遊びを犠牲にしてでも、ここで戦う価値があると確信しました。こんなに心が揺さぶられる経験は、人生の中でもそう多くはないと思います。
今シーズンは、今まで先輩たちが自分たちのために遺してくれたものを大切にし、そして未来の後輩のために、遺してくれたものを繋いでいくことを忘れずに行動に繋げていきます。ラストシーズンはただ自分のためにラクロスをするのではなく、人のために本気で取り組んでいきます。
最高の同期とチームメイトとともに戦い抜いた先に、自分はどんな感情を抱くのだろうか。引退のその瞬間に何を感じるのか、今からもう、ワクワクしてたまりません。