目的のために | 千葉大学男子ラクロス部

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今年度ASリーダーを務めさせていただく、細越さくらと申します。
たくさんの方々に日頃から多くのご支援やご声援をいただき、心から感謝しております。




気がつけばラストシーズンになりました。今シーズンやり切って引退するために、「目的と手段をしっかりと認識すること」が私の抱負です。




部活の中には、様々なルールや、暗黙の了解だけど当たり前にやるべきだよねってことがたくさんあると思います。ASで言えば、「データはその日中に出すこと」という決まりがあります。




もちろん、このルールには理由があります。
データを出すのが遅いと、見る側の関心が落ち、反省でいかしてもらいづらくなります。データやASへの意識や関心が落ちると、頼られず、貢献できたかもしれない部分を逃してしまうことにも繋がりかねません。結果、「効率のいい練習をしてほしい」「勝ちへの最短ルートのヒントになりたい」という目的から1歩遠のきます。




ASの場合、時間に余裕がなくなったり、タスク量が増えたりした時ほど、「とにかく決められたデータを出さなきゃ」という考えに陥ってしまいがちかもしれません。でも、「今のデータの出し方は本当にプレーのために有益なものになっているのか」「このデータはどういうふうにプレイヤーに貢献しているのか」など、根底にある目的について常に考え続けられる組織こそが、価値のある部門と言えるのではないかと思います。
私も必要な時には、「お節介って思われちゃうかな…」という考えは捨てて、思い切って提案や質問をし続けていきたいです。
でも1人だと心細いので、ASみんなで25シーズンを通して一緒にデータについてたくさん考えていきたいと思っています。




私の気持ちも混ざってしまいましたが、このように、手段の先には必ず目的があります。ただ目の前にあることを「やらなくてはいけないこと」と考えていては、人はその奥にある目的を次第に見失ってしまうと思います。




提出期限を守るようにしつこいほど言われること。
タイムが「時間が押す」と反省を急かすこと。
プレイヤーがつらいと十分知っていてもTRが体重管理を厳しくすること。
幹部が負担の増加を承知でも新しい制度を定めること。




「なんでそんなことさせるんだろう」「なんでそんなに厳しいんだろう」、そう思うことはあるかもしれません。でも、どんなことにもチームのためを思った目的が必ずあります。チーム全員がそれに寄り添いながら理解しようと努め、手段を着実に遂行していくことで、1歩ずつ目的を達成して、チームとして前進していけるのだと思います。




そして、私たち4年生は、言ってしまえば手段を課す側になることが最も多い学年です。
しっかりとした目的の元に、理由をもって手段を課すこと、遂行する上での模範となることを絶対に忘れてはならないと思います。




遅刻や欠席はしない。
提出物は当たり前のようにきちんと出す。
ルールが守れなかった人を茶化さない。




細かなことですが、ひとつひとつが着実に信頼に繋がるはずです。
逆を言えばたったひとつでも簡単に信頼は崩れることを、しっかりと肝に銘じて過ごしていきます。
31期みんなで、「生ぬるい先輩」ではなく、「あたたかい先輩」でありたいです。




全員が、小さくても周囲に影響を与えられるようなチームとして25シーズンが終えられるよう、同期や後輩、支えてくれている人への感謝を忘れず、着実に1歩ずつ積み上げていきます。




31期 新4年 AS 細越さくら