意味 | 千葉大学男子ラクロス部

千葉大学男子ラクロス部

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お世話になっております。
24シーズン主務の見神千風です。
はじめに、コーチ.OBOGの方々、保護者の皆さま、地域の皆さま、そのほか千葉大学男子ラクロス部に携わってくださった多くの方々、本当にありがとうございました。
皆さまのお力添えがなければ、ここまでやり切ることはできませんでした。
チームとして至らない点も多々ありましたが、あたたかく見守ってくださり、感謝しかありません。
これからも千葉大学男子ラクロス部をよろしくお願いいたします。




引退して、朝が本当に弱くなりました。
寒くて布団から抜け出せない毎日ですが、研究のために頑張って起きています🐦
ちょうどみんなの朝練終わりくらいの時間なので、たまに見かけます。寒いのにみんな朝早くから活動しててすごい。
今日は、私が大切にしていたことを書きます。思いのほか長くなってしまいました、すみません。




何かが起こった時に、事実を伝えて周りの指示を仰ぐだけなら誰にでもできます。
言われたことをやるだけ、決まったことをこなすだけではなく、自分だからこそできること、自分らしくやれることが必ずあるはず。
私らしい主務のあり方、幹部としての行動。
タイムが、なんでもが、渉外が、新歓リーダーが、私だからできること。
もちろん何か名前のついた役職がなくても、1スタッフとして、1部員として、私だからできること。
これを常に意識してきました。




えらそうなことを言っても、最初から全部やりたいようにできたわけでは全然なくて。
主務を担うことになって、不安で不安で仕方なかった。今まで4年生に任せっぱなしだった全てをこれからは私が、と2年のくせに勝手に気負っていました。
でも、ただの「支援課係.書類提出係」にはなりたくなくて、きちんと「チーム運営のトップ」として主務を名乗りたかった。
そんな理想とはほど遠く、常時たまっているタスクとやらなくてはいけないレベルに達していない自覚、そしてその両方に終わりや解決の糸口を見つけることができなくて、落ち込み追い込まれて、どんどん余裕がなくなりました。
いろんな人に迷惑や心配をかけて、それでさらに申し訳なくなって、、
逃げたくなったこともたくさんあったけど、ここで辞めたらそらさん.たけさん.ひなさんたちに合わせる顔がないと思って踏ん張りました。投げ出したくなったときには、ここまで繋いでくれた先輩の顔を思い出すことが多かったです。




OBさんなどから3年生なのに頑張っててすごい、などと声をかけていただいたときも、悔しいきもちでした。
私は、主務として幹部として、学年関係なくけんたさんやゆうたさんと肩を並べてチームを引っ張っていかなければならないのに、「3年生」の域を超えることすらできていない。
「3年生にしては」すごいでは足りない。
今思えば、絶対そういう意味で言ったわけではないし、ただ労ってくださっただけなのに、当時はほんとに悔しかった。
迷走して何が正解かわからなくなることも多々ありました。




でも、チームの土台をつくるという目標は絶対に変えたくなかった。
集団を引っ張っていく人たちが、何かの穴埋めやフォローに回ったりして、足を止める時間をつくりたくなかった。
みんなが集団を「より良く」することに集中できるように、自分は、集団が問題なくまわるようにする。これが、私が2年間主務として定めた最低限のラインです。
結局たくさん助けてもらったし、うまくいったとはお世辞でも言えない。でも、主務をやらなきゃよかったとか、他の人に任せればよかったとかは思いません。
私が主務として活動することで、チームに少しはプラスを与えることができたと、ちゃんと言えます。言えるようになってよかった。




渉外でも、タイムでもなんでもでも同じ。
大小があっても、私に与えられた役割があるなら自分がそれを担う意味を見出したかった。意識していたのは、選択肢を提示すること、自ら発信することの2つです。




取りたいグラウンドが取れなかった場合に、「取れなかったけどどうする?」なんて、ただの連絡係で誰にでもできる。
代わりにこことここなら取れそうとか、別日なら取れるからオフをずらすのはどうかとか、選択肢を用意すること。
使ったことない場所もラクロスができるか電話をかけたり、社会人や他大学と自分なりの繋がりをつくって助けてもらったりして、提示できる選択肢の幅を広げること。
この日までに決まらないならこっちに切り替えたいとか、場所が決まったからOBさんに呼びかけたいとか、自分から発信すること。




練習中に時間の押し巻きがあったときには、「どうする?」ではなくて、「こうするのでいいか」と確認する。
プレーヤーが練習中により判断しやすいように話して、すぐメニューや反省に集中できるように。
もちろんただの勝手な憶測で聞いてみるんじゃなくて、メニュー組むときに余った時間分伸ばしたところから削るのがいいかなとか、今の時期はこれを特に重視してるからここを伸ばすのがいいかなとか、色々考えた上で自分なりに選択肢を用意してみる。
メニューの始まりに意識するところを伝えてから始めたりとか、盛り上げる声をだすとか、反省時間が余ってたらシュー練を促すとか、発信も意識する。
どれも小さくて当たり前のことかもしれないけど、今日はいいタイムができたと、毎回思えるようにしたかった。




新歓リーダーは、通常時で割と忙しいのにプラスで新歓できるかな、今まで主で新歓に関わったことないのにいきなりやれるかなとか、就活とか3年次論文とか、いろいろ不安要素が多い中でスタートを切りました。
100を現状の部活にあててるとして、それと新歓で50-50にしたくなくて、元の活動は100のまま、新歓も100の200頑張らなきゃいけないと思った。新歓リーダーに決まったときは、人生で初めて手が震えるという貴重な経験をしました、、
ただ、初めから私に求められている役割は明確だったので、やり方が定まるまでは難しかったけど走り出してからは割と一気にいけました。毎日スプシとラインの往復で、数字にこだわった1ヶ月。




みんながめっちゃ頑張ってくれたおかげで、たくさん1年生が入ってくれてうれしかったです。でも、目標まであと1人のところで終わってしまったのは、やりきれない自分の甘さが出たなとへこんだ。
ただ、この新歓では個人的な気付きがたくさんありました。
同期6人が想定の何倍も頼れたこと、この子がこんなに頑張ってくれるのかっていう後輩のうれしい誤算、忙しくてこれ以上は無理だと思ってた自分はまだプラスでやれるという発見、同時に自分にまだまだ甘いという再認識とか、、
忙しいという理由で何かを諦めるなら、それはそこまでのものだったということです。
本当に何かやりたいことがあるなら、腹括って覚悟決めてやるしかない。
自分がチームを本当によくしたいなら、自分がこの役割を担った方がいいと心から思うなら、やればいい。それだけの話です。




いろんな役割を任せてもらって、いろんな経験をさせてもらって、その中で常に自分だからこそできることを探し続けました。
どんなに小さなことでもよかった。
自分がこの役割を担う意味を、この部活に所属する意味を、追い求め続けた3年半でした。
もちろん役職についたからには最低限やることはあるけれど、それだけで止まっていたら他の誰でもない自分が担う意味がないし、つまらないと思います。
この役割はここまでと決まっていることはないし、幹部ではないから、リーダーではないから、できないこともありません。




いろんな人がいて、各々のやり方でそれぞれの役割を担っていて、それが全部合わさってチームになる。
うまくいかないことの方が多い。
もう全部投げ出したい!!!!てなることも数えきれないほどあった。
短い期間で自分たちらしいチームをつくることは、難しくて苦しくて大変で、そしてすごくおもしろい。
人が代わればチームもかわる。その代らしさが必ずあって、でもやっぱり千葉大学男子ラクロス部だなあと引き継がれている部分もあって、学生スポーツって、ラクロスっておもしろいなと思います。




長々と書いてしまったけど、最後に感謝を伝えたい方々へもう少しだけ書かせてください。


お母さん
小中高大と、ずっと不自由なく部活をやらせてくれてありがとう。
最後のシーズンは試合も見に来てくれて、僅差の試合を私より楽しんで観戦してたね、笑
通える距離なのに一人暮らしもさせてくれて、本当に感謝しています。
一人暮らししてみて初めて母の偉大さを知る、、結局自炊はできるようになりませんでした。
3年半続けられたのもお母さんの支えがあったからです。ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします!


きょうすけさん.はたえさん.みほさん
何も知らない私に、たくさんのことを教えてくださってありがとうございました。
スタッフの先輩が少なかったこともあり、コーチに指導していただく機会が多かったことを覚えています。
あんまり人に言ったことないけど、私は入部前にみほさんのブログを読んでラクロス部の体験に行くことを決めたので、実際にいろいろ教えてもらえて実はすごくうれしかったです、笑
私たちの代のFCがこの3人で本当によかったです。


そらさん
2年生のときに、どんなに辛くてもやらなきゃいけない時があるとそらさんに言われて、3.4年、本当に負けちゃいそうな時、いつも今がやらなきゃいけないときだって思って踏ん張りました。ある意味呪いの言葉です。
前にそらさんに話したら言ったこと覚えてませんでした、、
引退してからも話聞いてくださってありがとうございました。また飲み行きたいです!


ひなさん
頼りない私に、たくさんのことを教えてくれて、任せてくれて、ありがとうございました。ひなさんとひよっこ4人のTS体制で、本当にたくさん迷惑をかけてすみませんでした。最後まで4人で頑張りきれたのも、ひなさんが残してくれたものがあったからです。
引退してからも気にかけてくださってありがとうございました。
今度5人で集まりたいです!


けんたさん.ゆうたさん.きょうすけさん.そうたさん
振り返れば、年下のくせにかなり生意気で口うるさいやつだったと反省しています。
未熟なところが多くて、たくさん迷惑をかけてしまってすみませんでした。
23シーズンでたくさん学ばせてもらって、ラストシーズンもなんとかやり切ることができました。本当にありがとうございました!


かじお.たくみ.ゆうせい.みり.こず.みく
30期でほんとに良かったです。
私のやる気の原動力には、6人のうちの誰かが必ずいた気がします。
特にTSは同期が3人じゃなきゃ絶対続けられなかったと思う。
爆発力がある学年ではなかったけど、コツコツ積み上げることができる、しっかり我慢ができるみんなのこと、本当に尊敬しているし、大人だなあと思っていました。
リーグ戦でうまくいかない時間や負けてるときに、大きく崩れることなく我慢して逆転できるチームになって、自分たちの代の良さがチームの強みになっていたことが、本当にうれしかった。
最後の方はなんだかバラバラになっちゃって、正直かなしいです。みんなで同じ車に乗ったり、遊びに行ったりするのが楽しかったです。
また行きたいな!




上級生になるにつれて、本当にたくさんの方の支えがあって活動ができているのだなと強く感じました。
ほかにもたくさん感謝を伝えたい方がいますが、長くなってしまうので割愛させていただきます。尊敬できる人にたくさん会えた3年半でした。
こんな私を支えてくださった方、見守ってくださった方、本当に本当にありがとうございました。




千葉大学男子ラクロス部に入部してよかった。




30期 4年 MG 見神千風