伝えたいこと | 千葉大学男子ラクロス部

千葉大学男子ラクロス部

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まずは自分の素直な気持ちを書こうと思う。




バイト先に珍しく客が来て勤務時間が長引くのを少し喜び、練習ビデオも見ずに図書館で知らん企業のHPを見て、LINEの通知は極端に減り、グラウンドに行けばけんたに順番を抜かされてもなんだかんだ譲ってしまう。
あぁ、俺の4年間は終わってしまったんだなぁと少しずつではあるが引退を実感し始めている。気がする。




それでも頭の中はずっとラクロスの事を考えている。
どうやれば勝てたんだろう。チームが点を欲しい時に取れない己の未熟さ。やはり後悔や反省が頭のどこかに常に居続けてる。
後輩にはこんな思いをして欲しくないと素直に思う。




それと同時に来年以降の事も考えてしまう。
これからどうやれば千葉大が強くなれるのか。
これをやれば!っていう正解は無いのかもしれない。不正解は沢山あるけど結果が出たらそれが正解なのだろう。




そういえば、リーグ戦も結果が全てって言うのはそういうことだろう。
結果が出たらそれは正解で、結果が出せなかった途端に一年の反省が始まって、あれがいけなかった、これがダメだったって始まる。
でも怖いのはリーグ戦は1回きりという事。
これを1回きりと捉えると反省しても改善する場が無い。単年でチームを捉えることはここに問題がある。



強い千葉大を作るには、もはや単年で考えるチーム作りでは不可能なところまで来ている。
最近になって過去の千葉大にも五か年計画なるものがあったことを知った。これを知った時に思ったのは今の千葉大は歴史を繰り返してしまっている、自分は先輩たちが踏んだ足跡をなぞっていただけなのかという事。これからは歴史を作り続ける組織として後輩の後輩まで通年で強い千葉大を作ることに尽力して欲しい。




素直な気持ちを書くつもりが気づいたら伝えたいことみたいになってしまいました。
そろそろ俺の伝えたい事、このチームに最後に残せる話をしようと思います。




まず、俺から伝えたいことは山程あって、今後何年経っても語り継がれるようなすげぇブログ書いてやろうって意気込んでいました。
でも俺が伝えたかった事のほとんどは面白いくらい過去の先輩方の引退ブログに書かれていました。
過去のブログは全て先輩たちの本気の経験であり、千葉大ラクロス部に脈々と受け継がれてきた血液そのものです。現役は27期だけじゃなく残ってる引退ブログ、幹部挨拶とか全部読むように。ホームページのコラムまで全部。
ただしchargers日記は全無視でオッケー。



特に強調したいのは2016主将挨拶というけんしょーさんのブログ。けんしょーさんとお話させて頂いたことは少ししか無いけど、こういうのが語り継がれるブログなんだろなと。俺も駿さんに教えてもらってからしんどい時はこれを何度も読んでいました。



俺も千葉大ラクロス部への愛はそれなりに自信があるけど、けんしょーさんも本当に大好きだったんだなってのがとても伝わってきます。
俺が伝えたいことの多くはここに書かれています。けんしょーさんの後輩の後輩まで届いているんだから、これを俺の後輩の後輩まで受け継いでいって欲しい。それが千葉大が強くなるための正解のひとつだと思います。




そんな素晴らしいブログの数々の中で自分は何を新たに残せるのでしょう。情けないことにOFリーダーでありながら俺が1番頑張ったのは途中で投げ出そうとした奴らの説得でした。のでその事について。結局1人も止めることは出来なかったんですけどね。




ラクロス部を辞めたいと思っている人へ。
自分がチームに迷惑をかけているとかそんな後ろめたさで辞めたいと思うならその必要はありません。自分が入った理由とか、このチームにいる理由はなんでもいい。メンバー全員がチームに迷惑をかけているし、全員がチームにとってプラスの存在です。後ろめたさがあるのならそれを変えることを、プラスを増やしていくことをモチベーションにして欲しい。もちろんこの部活に所属する以上、目標に向かって自分が出来ることを最大限やらなきゃいけない。少しでも残りたいと思う気持ちがあるならその気持ちを同期やチームメイトと最大化させる努力をして最後まで戦い抜いて欲しい。きっとそれは何かしらの形で自分の自信になります。



辞めたいと言っている人の周りの人へ。
千葉大ラクロス部は、ある意味このチームに入りたいと思う人が集まっただけの集団です。ただそれだけです。
あいつは自分に甘いから、チームに迷惑をかけているから、ほかのやつに比べて全然やる気ないじゃん。そう思うやつだってもちろんいるし、これからも出てくる。組織にいれば当然だと思います。でもそいつに対して俺たちがやれることは一緒に同じ方向を向けるように、そいつにやれるだけのことをやらせられるように働きかけることだけだと思います。もちろんそいつ自身がもうどうしようもなく部活に居たくないって思ったら無理かもしれない。でも少しでもここにいたい、チームの目標に向かって頑張りたいって思っているんだとしたら見放さないで欲しい。そいつに対して責任を持つって言うより、強いチームになるためにはそいつを見放す方が近道のようで、でもそれをやってしまうとやっぱり強いチームは作られないんじゃないかって思います。
甘っちょろい、理想論と思われるかもしれません。実際俺は辞めていった同期を1人として引き止められていません。それでも俺がこのチームに残したい、失って欲しくないものはこれだと言えます。




最後に。
今年はコロナの影響による度重なる大学の制限等により、かつてないOBさん、コーチの方々、その他大勢の方のご支援を頂きました。本当にありがとうございました。
コロナ禍といえ、これほど周囲の方々の力を借りたチームは過去遡ってもどこの大学を見ても他にないのではないでしょうか。
そして結果で恩返し出来なかったこと。大変申し訳ありませんでした。
結果の伴わない現状に失望された方もいらっしゃるかもしれませんが、千葉大ラクロス部はこれで終わりません。これからも変わらぬご支援の程どうかよろしくお願い致します。




後輩へ。
最後の最後まで色々あったけど、やっぱり君たちが後輩でよかった。
とても刺激を貰えた。一緒に戦ってくれた。一人の人間として君たちを尊敬しています。
俺はもうちょい千葉にいるので真面目な話がしたい時もしょーもない話したい時も飲み誘ってください。真面目な方は答えは出せないかもしれないけどいちOBとして一緒に考えたいって思ってます。




OBさん、コーチ、先輩、後輩、同期、そして両親、その他大勢の方に支えられて私は4年間ラクロス部としてやり抜くことが出来ました。みなさん本当にありがとうございました。




これで俺の4年間を終わります。




27期 4年 AT #7 長谷川隼人