残された時間 4年 松田陸 | 千葉大学男子ラクロス部

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4月になり僕は4年生になった。
下級生の頃は、まだ来年がある、まだまだ引退までは長いとずっと思っていたけれど、そんな僕にも残された時間はあと1年だけ。太陽昇る前の真っ暗な朝に、自転車を漕いでグラウンドに行くことさえもこれで最後なのかと思ってしまう。今までただ辛かったことも考え方を変えるだけでこんなに楽になるんだなと気づいた。


リーグ戦まで5ヶ月を切った。開幕まで約140日、練習日数は約100日。
3年前の4月に千葉大ラクロス部に入部してから36ヶ月経ったことを考えると、残り時間の少なさを実感する。

リーグ戦まで残された時間はどこの大学も同じ。練習量は同じだから差をつけるには練習の質を上げる。
あと100回の練習で最大限上手くなるにはどうしたらよいか。それは、いかに全員が考えて練習するかだと思う。
コーチや先輩に言われたことだけやっているだけでは成長スピードが遅い。間違っていてもいいから自分で考えて、実践することが大事だと思う。怪我人が多く、練習の負荷を上げることには限界があるが、頭はいくら使っても壊れることはない。同じ練習でも頭を使えば何倍も上手くなれる。
本当にありがたいことにOBの方々がほぼ毎日練習に参加してくれている。たとえ自分が間違っていても指摘してくれるし、わからないことは全て教えてくれる。つまり、向上心を持って常に意欲的に練習に取り組めば、いくらでもうまくなれる環境がある。

千葉大が質の高い練習ができるかは主将の僕にかかっていると思う。まずは、僕が日本一考えて練習して、千葉大の練習を日本一いい練習にする。上手くなっているなと実感できる練習が一番楽しいし好きだ。

千葉大は人数が少ない分、一人がチームに与える影響が大きい。一人一人の考えた行動でいくらでもチームを変えられる。一日一日を、シュート一本一本を大切に。


最後に、

先日父親とメールで「部活の話をしたり、試合を見に来てもらうのも今年で最後だね」というやりとりをした。
僕の両親は、小学生の頃から試合があるといつも見に来てくれて応援してくれた。大学生になって、実家から遠くなって試合に見に来てもらうことはほとんどなくなってしまったが、合宿がある時や、新しい防具が必要な時はいつもサポートしてくれる。何より、今日の練習はどうだった?とか次の練習試合はどうだった?といつも僕のことを気にかけてくれる。

応援してくれる人がいるから僕はこうやって楽しくラクロスできているんだと思う。応援してくれる人のことを考えると、どんな辛いことも幸せだなと思える。高校生の頃はこんなことはあまり考えたことがなかった。遅すぎるかもしれないけど、大切なことに気づけた。本当にありがとう。最後のリーグ戦は絶対に見に来てもらって、final4で勝つ瞬間を絶対に見てもらう。

#33 主将 松田陸