1週間後、待ちに待った早稲田戦。
俺ら4年にとっての最終戦だ。
今年度のチームにとっての目標である『Final4での勝利』は先日の日体戦での敗北により叶わぬものとなってしまった。目標の舞台に後輩を連れて行けなかったことに本当に申し訳なさしかなかった。
あの時は本当に目の前が真っ暗になった。残りの2週間を、最終戦である早稲田戦まで自分は何をモチベーションに、何をしていけばいいのかわからなくなってしまった。
自分の大学ラクロス4年間はもう終わってしまうのか、これまでを振り返った時、あれだけ辛い思いを、あれだけの時間をラクロスにかけたのにこのまま負けてこの自分のラクロスを終わらせてたまるか、盛大に勝利を納めて華々しく引退してやる、そんな漠然とした気持ちになった。加えて幸運なことに最終戦は早稲田。Final4に行っていたなら必ず当たるであろう超強豪だ、そんな大学を相手に引退試合をして勝利する。悪くない、実に悪くない。むしろこの上ないと思う。
ここまでやってきた千葉大のラクロスは間違ってなかった、日の昇っていない冬の朝からシュー練したこと真夏日にみんなで汗だくでラントレしたこと今までのすべてを出し切ればこのレベルの相手にも通用する、ということを後輩に関係者すべてに証明する。これからの千葉大ラクロス部に道を示して去る。来年からのチームが必ずFinal4以上の舞台に立てるように。
これが自分の今のモチベーションだ。
そしてもう一つ、感謝の気持ちを伝えたい。
それは自分のラクロス人生の1歩目を与えてくれた翔太郎さんに始まりコーチをしてくださった方々、練習に来てくださったOBの方々、保護者の方々、引っ張ってくれた先輩方、同期、生意気すぎる後輩、そして今は何より4年が1人しかいない今年のMFの中で一緒にこの1年切磋琢磨してしょーもない自分を支えてくれたMFの後輩たちに。彼らがいてくれたから練習も頑張れたし本当に楽しかった。本当に自分は周りの人間に恵まれた。
Team shooterの今後は泰雅、洸希お前らに任せた。後輩を巻き込んでもっと大きくいいチームにしていってほしい。
今は早稲田戦に勝ってそのことを同期と数年後集まった時に最高の酒の肴にして美味い酒を飲みたい。それだけ。