「千葉のゴーリー」
この言葉を聞いて特にイメージが浮かぶという人はほとんどいないと思う。
自分は早稲田戦を通じてこの言葉に何か決定的な印象を残したい。
それは他大に対してもだが、何よりも味方に対して。
自分はこの1年、ゴーリーのヒエラルキーというのをいつも気にしてきた。
というのも、東大や一橋のような毎年ゴーリーの上手いチームは、ゴーリーのチーム内での立場が強い。発言力も強いし、信頼も厚い。だがその分負う責任も大きく、それに見合う実力が求められる。
そんな連鎖で自然とゴーリーのレベルも高くなるのだと思う。
もちろん実力は努力次第といえばそれまでだが、毎年安定して上手いゴーリーが出てくるというのは、やはりこのような構造があるからこそだと自分は思う。
ゴーリーというのはやったことのない人間からしたら、「痛そう、怖い」というイメージが真っ先に出てくるだろう。
しかし、そんなこと気にならないくらいにゴーリーというのは面白いポジションだと断言できる。
そして何よりカッコいい。
ビッグセーブ、スーパースローで相手を落胆させる。会場をわかす。
最高に目立てる。
そんなゴーリーというポジションが千葉大の中で確固たる地位をつかむ。
そのきっかけとなるものを早稲田戦までの2週間、そして早稲田戦で強烈に残す。
これが自分の想いだ。
最後の最後、千葉大という最高のホームで、最高の一丸を見せつけてやろう。
4年 河野史弥