12日後、早稲田戦が私たちの
最後の試合となりました。
四年間は、本当にあっという間です。
先日の日体戦が、わたしがこのチームのタイムとして臨める試合の最後となってしまいました。
プレーをしないチームスタッフとして四年間を過ごしてきましたが、きっと選手と同じくらい、「勝ちたい」と思ってきたし、試合が本当に楽しくて、大好きでした。
日体戦で久しぶりにタイムとして選手と一緒にベンチに入り、本気で勝ちたくて、一点決まるごとにとても嬉しくて。
プレイヤーと共に喜び合える、こういう瞬間が好きで、わたしはこのチームにいるんだって改めて感じました。
しかし、日体戦は敗戦。
日体や、FINAL4に出るチームである早稲田に勝つには、フィールドもベンチも応援も、もっともっと一丸となって戦わなければ、勝てないとういうことを日体戦で痛感しました。
私があと12日間、この部でできることは最高の状態で早稲田戦を迎えられるよう自分にできるすべてのサポートすること。
そして、後輩たちに残したい思いを、伝えきることです。
一丸となって、早稲田と戦うために、これが必要だと思いました。
TSは、なかなか普段褒められることはありません。ありがとうと言われることもほとんどありません。
だけど、選手は褒められたくて、練習をしているわけでもない。感謝されたくて、点を決めるわけでもない。
TSだって同じです。
勝つために、選手から何かを求められること。もっとこうしてほしい、とぶつかること。たくさんあるかもしれない。
だけど、選手もTSも、根底にある思いが同じなら、同じ方向を向いて、努力できるはずです。
いろんな大学のチームスタッフをみて、TSの役割や体制がしっかりしているとか、ひとりひとりの技術が高いとか、たくさんの「強い組織」を知りました。
でもやっぱり、一番根底にある
「勝ちたい」という思いが
なければ、それは形だけになってしまう。
選手にどう思われるとか、
仕事だからとか、
そうじゃなくて、
「私たちだって、勝ちたいんだよ」という思いを、まっすぐに、素直に、行動としてまわりに体現しようとする気持ちを、私はこの部活に残したい。
TSにしかできない、
「勝つための行動」ができるはず。
「もっと俺たちはラクロスをうまくなれる。」
とよく選手たちが言っていました。
私たちTSは、きっと
もっともっとこのチームを強くできる。
TS15人みんなの中にある気持ちを、もっと素直に、行動に出していこう。
早稲田戦までの最後の時間、一緒にこのチームを強くしよう。
試合中だって、フィールドの選手へ「がんばれ」の声は届いている。
ベンチの選手に「声を絶やすな」
って言ったとき、ちゃんと応えてくれる。
もし、私たちの声で、
GBやクリアの''あと一歩''が頑張れたら。
私たちのとったデータで、
相手に合う戦術に切り替え、実行できたら。
私たちのボトルケアやマッサージ、テーピングで痛みや疲労を和らげることができたら。
試合が終わる瞬間まで、
このチームを強くできる。
勝ちに貢献できる。
だから最後まで、選手を信じ、
自分にできる最大限の「勝ちにつながる行動」をしよう。
ひとりひとりの行動が、
一丸につながる。
勝って、最高の喜びを味わい、
またその喜びを原動力に、もっともっと強い千葉大を作っていこう。
あと12日間。
一緒にチームを強くしよう。
そして、一緒に強くなろう。
一丸
佐藤友里恵