【巻頭コラム】しがく新聞1月号 | キャリアコンサルティングの広報室

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「リーダーの心得「やせ我慢」」

 

仕事の対策となると「何々をやります」という文字を目にしたり、発言を耳にしたりします。成果を上げるために計画を立て、やるべき事を考えることは、短期での成果をあげるために大事なことです。しかし、今日は、長期的に自分の器を広げていくためのヒント「何を我慢するのか」について考えてみます。

 

 

史上の人物や諸先輩方から、たくさんの人生観を学んでいます。私も160人の社員、2千人の会員さんの手本にならねばと日々奮闘中ですが、後に社員から「考えさせられました」と言われた二つの「やせ我慢」エピソードを紹介します。


 一つ目は、弊社ゴルフ部の日のこと。車数台で10名が集まりました。ゴルフ場に到着寸前、車から何か異音が聞こえてきました。パンクです。社員数名が「私がロードサービスとの対応をしますので、社長はラウンドしてください」と申し出てくれました。本当に嬉しかったですし、素晴らしい自己犠牲の精神だなぁと思いました。
 私も本当に楽しみに迎えた日ですが、同じように社員も楽しみに迎えた日です。私はほぼ毎月ゴルフ部に参加していますが、申し出た社員は毎月ではありません。自分が我慢することにしました。
 食い下がってくる社員もいましたので、「社長命令だ(笑)。ラウンドしてこい!」と笑いながら言いました。社員は申し訳なさそうに1番ホールに向かっていきました。
 ロードサービスのスタッフが応急処置を終えると、すぐに街のタイヤ専門店に行くようにと言われました。移動中「誰かに頼めば良かったかなぁ」という思いも少しちらつきました。タイヤ専門店でのチェックが終わり、ゴルフ場に戻ると、前半が終了しお昼ご飯を食べている時間でした。
「自分達が楽しませてもらって本当にすみません。ありがとうございます」と言って、ご飯を食べながら楽しそうにゴルフ談義をする社員達がいました。
 その姿を見て、自分が対応して本当に良かったと思いました。私は後半9ホールだけプレイしましたが、心から良い日だと思えました。

つ目は、昨年の11月下旬、18回目の皇居勤労奉仕での出来事です。今回は4日間とも天気に恵まれ、草取りや丸太運びに落ち葉掃きなど、皆でしっかりと御奉仕させていただきました。初日の昼食のとき弁当が一つ足りません。「私は無くても大丈夫なので、皆さん食べてください」と二人の社員が申し出ました。皇居勤労奉仕に参加した経験のある方ならわかると思いますが、とてもお腹が空きます。自己犠牲の精神に対して、凄いなぁと思いましたが「リーダーの責任です」と言って申し出を退け、皆に食べさせました。
「さすがに昼食抜きは厳しいな」と思いましたが、無いものは仕方がありません。売店で土産用の饅頭を買って昼食にしました。笑顔で「饅頭もうまいぞ!」と皆を和ませながら話していると「凄くカッコいいです!」と言ってくれる団員もいました。
 そうやって盛り上がっていると、同じ業者に弁当を頼んでいた他の団体に一つ多く届いたらしく、無事に私のもとに弁当が届きました。配達間違いだったようです。
 もし、自分がゴルフを楽しんでいたら、弁当をバクバク食べていたら、周りはどう思うだろうか。リーダーは時としてやせ我慢しなければならない場面があります。


 とは言っても、常にできるわけでもありませんが、努力していけば器が広がっていくのではないかと思います。