チエでつながる, ワザでつながる、ココロでつながる、価値を生みだす           ~ 物語思考が世界をかえる -11ページ目

チエでつながる, ワザでつながる、ココロでつながる、価値を生みだす           ~ 物語思考が世界をかえる

この世に生まれて間もなく、人は「ものがたり」と出会い、そこで広い世界とのつながりを作ります。このblogでは、「ものがたり」と共にある人の可能性を探求していきます。

“未来への道を灯すワークショップ”を

よろしくお願いいたします。

 

素敵な未来を手に入れたい、と、

人間なら誰もが願っていると思います。

 

では、素敵な未来へつながる物語を描き、

それを実行に移してみては、と考えてみるものの、

中々簡単にはいきません。

 

いまある現実から発想すれば、

現実の延長にある世界に捕らわれてしまうし、

 

想像逞しくビジョンを描いて、

逆算方式で行動プランを作ろうとすると、

どうしても無理な飛躍が出てきてしまう。

 

やっぱり難しいなあ、と

結局元の木阿弥に戻ってしまうからです。

 

このパターンから離れるには、

しっかりした成功パターンを持った

物語の型に沿わせる形で

自分の物語を創作する方法が強力です。

 

この考え方は、慶応大学の梅本龍夫教授が、

同氏の発案した“物語マトリクス”を説明される中に、

型に引っ張られて物語が生まれてくる、と

仰っていたところから出てきたものです。

 

“未来への道を灯すワークショップ”は、

物語マトリクスをベースとした“未来実現チャート”上に

自分の未来ストーリーを展開させる形で、

冒頭の“木阿弥”の壁を克服したものです。

 

だから、このチャート上に物語を描いていくと、

今の延長とは異なる、

とはいえ、

まぎれもなく自分が主人公で望む未来を手に入れていく、

そういう物語が描かれることになります。

 

受講された皆さんが、

新しい自分の物語(=新しい自分の可能性)に気づき、

目を輝かせて会場から去っていく。

 

そんな場面に、場を作る毎に出会わせて頂いています。

 

7月から、このワークショップを一般公開で行うことに

いたしました。

 

こんな話を読んで面白そうだな、と感じた方、

是非試してみて下さい。

 

 「未来への道を灯すワークショップ」 (オンライン開催) | Peatix

 

 「未来への道を灯すワークショップ」 (対面開催) | Peatix

 

 

一月ほど前から、

「華厳経」というお経を、毎朝一節づつ音読しています。

 

勿論原本であろうはずはなく、

現代文に意訳されたものです。

(「現代意訳 華厳経」(原田霊道)

 

現代文ではありますが、難解で漢字の読み方が分からず、

意味はもっと分からず、

そんなんで読んでいても、意味無さそうな感じもありますが、

読んでいると、不思議に心が落ち着いてきます。

 

「華厳経」を読み始めたのは、

恩師である内山節先生からこのお経の話を聞いて、

そこに展開されている世界観に惹かれた為でした。

 

自分の中では、訳も分からずお経を読むことで、

その“華厳経的世界観”と繋がっている感覚に浸ることが出来る。

それを味わっているだけなのかもしれません。

 

「華厳経」の世界観とは、

一言で言えば『世界は全部繋がっている』というもの

(だそう)です。

 

見た目にはバラバラに見えるものでも、

目に見えない奥底の辺りでは

互いに結び合い、溶け合っている。

 

自分という人間は、見た目には一個の個体としてある様に

見えるけれど、それは目に見える世界でのことであって、

本質はそんなところにはない。

 

全てのものと結び合って存在している自分こそが、

その本質なのだ、と。

 

年齢のせいもあるのかもしれないですが、

人間の生き方は、

この“目に見えない世界”、“科学的に解明不可能な世界”を

どう捉えているのか、という部分とつながっているものだと

最近よく思うようになりました。

 

見えない以上、正解は永久に分からないのだから、

あとは信じるしかない。

 

僕の場合は信じるというより、自分の経験とか価値観に

照らして、一番しっくりくる“世界観”を取り入れる、という

言い方が正しいかもしれません。

 

大事なことは、

この目に見えない世界についての

“自分に合ったイメージ”、“自分流の世界観”を、

分からないなりにも追い求めていくことではないか。

 

これだ、と思えるものがあったら、可能なアプローチで

探求してみる事ではないか、と

 

そう思うようになってきました。

 

それがきっと、自分らしい、自分が納得できる生き方に

つながるのだろうと、

そう思うからです。

 

 

ある企業さんで実施中の主任研修の話です。

受講者は大部分が2-4人チームの職場リーダーで、

若手側は30代前半、ベテラン組は50代半ばくらいまでおられて、

同じ“主任”でも結構年齢幅があります。

 

グループワークをやると、

上と下でモノゴトの捉え方の差異が相当にあると感じます。

個人差ももちろん大きいですが、

現時点(2021年4月)で40歳前後以下の人たちと

50歳前後以上の人たちの間に、特に断層があると感じます。

 

単純化しすぎかもしれませんが、両者は、

タテ社会的秩序が身体化されている世代と、

その秩序からの影響が殆ど現れない世代に

大きく分けられると思います。

(両者の間の層には、影響がまだらに現れてきます)

 

私が研修でやっていることを一言で言えば、

世代間の断層をつないでいけるような、

コミュニケーションの技術(共通言語)をお伝えし、

互いの“物語”を聞き合って、連帯意識を高めて頂くことです。

 

会社の研修ということもあって、初めは探り合いが多く

暫くは本音の話に入っていけないのですが、

 

いくつかワザを学んでもらった後に、

互いの物語を引き出す“相互インタビュー”をやり、

更にテーマを決めて共同で何かを作り出すワークを体験すると、

雰囲気は大きく変わってきます。

 

対面の研修なら方々から笑い声が聞こえ、歓声が上がったりもします。

(今年はオンラインなので、これを聞けないのですが-涙)

 

共通の言語(会話パターン)に慣れてくると、やり取りを通じて

自然に聞き方と語り方の“作法”が分かってきます。

 

それが使いこなせるようになると、

ギャップは大幅に解消されていくものだと感じます。

 

そうやって開始時は中々厚かった壁を溶かしていくと、

雑談的な会話も、自然に起きるようになってきます。

 

ではそれで一気に創造性が上がったり、問題を解決したり

業務をいい形に改善できるようになるかと言えば、

残念ながらそうはなりません。

 

会話は出来ても、中身は実質バラバラで、すれ違ったままで

ワークとして終了させているケースが殆どです。

 

個別に内容は違うので、これも一概に言うのはちょっと

単純化しすぎな感じがありますが、

直観的に感じられる世代間の差異は、こんな感じです。

 

“(タテ社会秩序)身体化サイド“は、まずは体を動かしていき、

そこから必要な修正をかけていけばいい、という感覚。

そうすることによって、徐々に“答え“が見えてくる、

という確信を、体のどこかに持っている感じです。

 

これに対して“非身体化サイド”は、情報を取り、意味を確認し、

やり方をイメージ出来るようにならないと動けないし、

動くべきではない。

先が見えないのに“まずは動いてみる”という発想には

どうしても信頼が置けないという、

そんな傾向が強いと感じます。

 

両者はどちらが正しいという類のものではなく

お互いの言い分は経験的・感覚的なモノなので、

ワークはそれぞれが想いを出し合いながら進んだ後、

話はイマイチ深まらないままで妥協していく傾向があります。

 

 

もちろん研修でするワークなので、アイデアを出し合って、

意見をぶつけ合って、ひとつ形のあるものが出来上がるので、

一定レベルの満足度は出てきます。

(それだけでも一定の効果はあります)

 

おそらく、

日常の“会議”などと比べれば、全く次元の違う成果が得られ、

受講者はそこで結構な満足感を得ているのだろうと思います。

 

しかし多世代が入り混じって作り上げた成果物を見ると、

時間の枠に収めるべく最後に妥協したか、

とりあえず体裁を繕ったと思われるものが大部分です。

 

コミュニケーションは成立しているのだけれど、

お互いに殻をまだ突き破り切れていない。いま一歩、

いや二三歩まだ及んでいない。

 

ここもまた一般化しすぎな感じはありますが、敢えて言うと、

今の日本企業の根本的な問題は

この世代間の“見えない殻”にあるのではないか、

そんな気がします。 

 

この先にある殻をぶち破っていく必要がある。

階層別研修では、そこのところがイマイチ突き破れない。

 

突破の鍵になるものとして、主任研修等の階層別研修の先に、

殻をぶち破る道を検討頂くべく、こんな提案を出しています。

(宣伝みたいですいません。お読みいただいているみなさんの

参考になれば、という主旨です)

 

1)仕事観、人生観の違いを超える対話力の訓練

 

上の様な世代間GAPは、最終的には職業人としての在り方や、

人生の捉え方に行き着きます。こうしたレベルは、普段お互いに

意識などしないままにやり取りをしているけれど、

そこを出し合って認め合わなければ、最終的にぶつかり合って

エネルギーのベクトルを合わせる作業は困難だ、との考え方です。

 

自らの物語を語り、一方で相手の物語を引き出し、そこから価値創造

へと向かっていける対話型リーダーシップのトレーニングです。

 

2)会議の企画・運営力を高める訓練

 

議論や対話が“いい雰囲気”で進められるようになっても、

最後の最後は“妥協の産物”に行き着いてしまう、

主な原因の一つは“会議運営力の欠如”です。

 

例えばタイムリーに適切なフレームワークを提供できる

だけでも、成果物は全く異なる形になってきます。

階層別研修で学んだワザや用語を使って、

創造性を引き出す手法や、フレームワークを使って

議論を展開させていく会議運営法が

ここでご提案しているものです。

 

3)上位階層(特にトップ)に向けての研修実践

 

研修講師として、ここはチャレンジの部分です。

役員階層への研修は、

提案をしても正直中々実現しない領域です。

 

世代間GAPの問題をトップ層が認識し、

実は彼(女)らが問題を生み出している一部だったのだ、という

“体験的な気づき”が起きてこない事には、

本当の意味での変化は多分不可能です。

 

長い時間をかけて現場に変化が起きだしたところに、

トップの一言で全部振出しに戻った苦い経験談は、

色々なところで聞かれます。

なのでここは、一番やらなければいけないのですが、

中々実現が難しいと、いつも感じているところです。

 

かつて世界に名を響かせた日本企業が次々衰退し、

縮小され、切り売りされる姿が昨今目につきます。

誠に見るに堪えないものがあります。

 

戦略のミスや早すぎる市場の変化など、原因は様々だと思いますが、

組織内部に沈潜する世代間の意識GAPは、

様々な変化への企業の解決能力を大幅に落としていると感じます。

 

これは、殆どすべての日本企業に共通する課題と言っていいでしょう。

 

この問題と向き合い、方法を進化させ、より広く実践の場に

お伝えしていくことは、

今の時代に研修を実践する者の大きな使命ではないか。

 

最近のニュースを見ながら、そのようなことを考えています。

 

 

 

******************

◆ワークショップのモニターを募集中です。

 

桃太郎といく「ワクワク未来実現ワーク」のモニターを募集中です。

詳しくはこちらを見てください。↓

[モニター募集] 桃太郎といく‐ワクワク未来実現ワーク | Peatix

 

 

 

 

 

ブログをお読みいただいている皆さまへ、

 

昨日のブログで先走ってご案内してしまいましたが、

 

以前よりお伝えしていた未来語りのワークショップ

「ワクワク未来実現ワーク」のモニタリングを目的とする

体験会を開きますので、以下、お伝えしたいと思います。

 

・5月1日(土) 午前10時~12時半(2時間半)

・5月8日(土) 午前10時~12時半(2時間半)

 

GW時期の土曜日に、2回実施しますので、ご興味のある方は

どちらか都合の良い方を選んで、お申し込みいただければと思います。

モニタリングが目的なので、受けて頂いた後にアンケートの

協力をお願いさせて頂きますが、もちろん強制ではありません。

 

申し込みは、

https://peatix.com/event/1875455/view

からとなりますので、よろしくお願いいたします。

 

このワークの目的は、

もちろん手に入れたい未来を実現に近づけようと

いうところにありますが、

 

それ以上に瞬間瞬間を自分らしく生き、

様々な場面で、自ら主体的に考え、

納得を持って進んでいける自分に

近づいてもらうことを重視しています。

 

周囲からかかる様々な力や、表面的な損得勘定、

立場を守ろうとする欲望、

それらのものに引きずられ過ぎることなく、

 

本当に実現したい未来に向かって進んでいける自分を

強化してもらおうという意図を込めています。

 

なので、色々な人に受けてもらいたいのですが、

特に大学生や高校生に受けてもらいたいと、思っています。

 

自分の内側に大切なものがあるはずなのに、

そこに気づく機会がとても少ない、

一方でそれを否定する環境が

あまりに強力だと感じられるからです。

 

なので、

もし皆さんの周囲に該当しそうな若い方がおられたら、

是非案内のサイトをご紹介頂きたいと思います。

 

無論、それ以外の方々も歓迎です。

みなさん自身にも、受けて頂きたいと思っています。

 

このワークを必要としている方々に、

幅広く案内が届くことを願っています。

 

どうぞよろしく、お願いします。

 

正規社員の週休3日制が、現実味を増してきました。

政府や自民党、経済団体の内部で本格的な議論が

始まっているので、近いうちに具体的な

案として動き始めるでしょう。

 

週4日の労働、給与は減額される一方で、副業は勿論OK。

テレワークが推奨されている実態からみると、

コロナ後も週1-2回の出社がイメージされている

様に思われます。

 

企業がシニア世代の雇用を維持したままで

この層の賃金負担を減らしたいとか、

従業員の自由な時間を増やすことで、

彼(女)らのネクストキャリアへの移行をやりやすくする、等

いくつかの背景はあるようですが、

 

やはり働き方の多様化という大きなうねりが

新たな現実を作ってきていると考えるべきでしょう。

日本人の働き方が根底から変わると、捉えるべきです。

 

大学を出て企業に就職し、途中何回か転職するにしても

定年まで特定の組織の中で働き続けていく。

そんな発想が普通のものでなく、限られた少数のものだとされる、

そんな時代に入ってきたのだと思います。

 

「定職」で必要最低限の稼ぎは得られるものの、

そこから先は自己の才覚やスキルやネットワークなどへの

依存が高まります。

それらの活用次第で、

人生の姿が大きく変わる時代に入ってきます。

 

そうなると、その自由度の高い領域に

どんな「物語」を描いていくのか、その質が

人生を決めていく大きな鍵になってくるでしょう。

かつてあった“人並み”という用語は、ここで殆ど意味を

失っていくことになります。

 

充実の人生にしていく上で重要なのは

ワクワクするビジョンを描く力と

それを実現させていくための物語構想力です。

 

残念ながら、私たちが変化のニーズに迫られて描く物語は、

安全欲求と肥大した妄想にとらわれた

現実感が乏しいものとなりがちです。

 

ワクワクできない様なビジョン(世の中に、

そういうビジョンがとても多いのですが)では、

パワーは出てきません。

 

行動のイメージが湧いてこない物語は、

ただ絵にかいた餅で終わります。

 

ビジョンを描いたり、行動計画を立てたりしたものの、

結局何も出来ずに終わってしまった、という人は

多いのではないでしょうか。

 

こうした発想を持ってこなかった日本人にとって、

ビジョンを描いたり、現実的な構想を練り上げる作業は

ハードルがかなり高い事だと、私は思っています。

 

慣れれば自分一人でもできることかもしれませんが、

やはり思考の手すりになる様なフレームが

必要なのだと思います。

 

実はそのフレームを、

私の会社(エイシア)でも作り上げ、近い未来の商品化に

向けて, このたびモニタリングを行うことにしました。

 

無料ワークショップの形で開催するので、

ご関心があれば是非参加してください。

(実施後、アンケートへのお答えをお願いしています)

 

フレームの設計思想については、

既にこのブログでも少し紹介していますが、

人類が残してきた神話、

伝説、昔話に現れる英雄伝説のフレームを活用し、

 

ユング系心理学の諸理論を援用して、

人間のもつ直観の力を

引き出していく仕掛けを色々入れているものです。

 

と言うと、何だか難しそうに聞こえてしまいますが、

受講頂く上ではそんな知識は全く不要で、

ご自身の未来の旅を、楽しみながら描いて頂ければ

 

結果として

かなり具体的な行動計画が出来上がってくる、

と、そんなイメージで捉えて頂ければよいものです。

 

Zoomでの開催は来月5月1日(土)と5月8日(土)の

いずれも 午前10時から12時半の2時間半。

お申し込みは、こちら(↓)から入れてください。

https://peatix.com/event/1875455/view

 

いずれも定員24名なので、

満席になったら締め切らせて頂きます。

 

この場で皆さんに、お会いできるのを楽しみにしています。