シナジー効果を出す為の心掛け | チエでつながる, ワザでつながる、ココロでつながる、価値を生みだす           ~ 物語思考が世界をかえる

チエでつながる, ワザでつながる、ココロでつながる、価値を生みだす           ~ 物語思考が世界をかえる

この世に生まれて間もなく、人は「ものがたり」と出会い、そこで広い世界とのつながりを作ります。このblogでは、「ものがたり」と共にある人の可能性を探求していきます。

皆さま、 こんにちは、


『越境コラボ塾』 塾長の 真門 です。



このブログは、日本人が国境・国籍の枠を超えて、

世界の様々な人々とコラボレーションをしていけるよう、

有益と思われる情報を発信しています。


ダイバシティーによるシナジー。



最近よく聞かれます。




対立 から 価値創造へ、




といった形で語られる事も多い。





グローバル組織経営で有名な 

ナンシーアドラー という人の本では、




シナジーを生む為の

こんな手順が紹介されています。





今の状況を書き出してみる



     ↓



自分と相手 それぞれにどんな文化的前提があるのか

を掘り下げ、それぞれ書き出していく



     ↓



その前提を見て、両者の重複部分、

共通点、類似点を探す



     ↓



その 重なり 部分を意識して、

合意出来る部分、新領域に目を向けた

新しい合意づくりの可能性、



協働で出来る新しいプロジェクトの可能性、等を




なるべく沢山書き出す



     ↓


書き出した中から最適の案を選択



     ↓



   実行へ




・・・





言葉で言うのは簡単ですが、




実際に、教科書通りにうまくいく話って、

あまりない様な気がします。






もちろん、知識として持っておく事は

良い事だし、


こういう手法を使って

対立を解消する試みも、

やってみる価値はあると思います。





特に大きな問題になれば、

それだけ時間をとってもいいと思います。




ただ、現実にはいつもいつも、対立する同士が

お互いの文化的前提を出し合っていく様な時間は

とれないですね。



私は、




何か対立が起きた時に、





 相手とのコミュニケーションを切らない

 (感情的にならない)




 そのテーマをお腹の中にKeep して時を過ごす





の2点を心掛けています。






つまり、




緊急でないのなら、




すぐに結論を出さずに、自分の内部に

テーマとして持ったまま、

しばらく置いておく事。





すると、





“折り合う事など到底出来そうにない“




当初は、そう思えた事が、





時間経過によって解決されてくるケースが、

結構多い。





割とよくあるのは、時間が経つにつれて

自分の知識量が変わってきて、

ものの見え方が変化してくる、というところ。





同時に、相手との関係も微妙に変わってきて、

互いのこだわり方も、変わってくる。





そのうちに、ふっといいアイデアが湧いてきて、





それなら、行けそうじゃないか。




という突破口が見えてくる。





私は駐在員になった初期には、

これが出来なくて、随分失敗しました。




でもこの、




問題を丸抱えするスキル(?)を

覚えてからは、




色々な事がうまく回る様になった気がします。



そして、改めて最初の状態と、最後の状態を

見比べてみると、



結構シナジーが起きている。 



問題解決しながら、色々な知恵が入っていたことに気づく。





ちょっとした“意識・心掛け“の違いなのですが、



それで、展開は大きく変わってくるものだと



感じるのです。