世界に貢献できるもの | チエでつながる, ワザでつながる、ココロでつながる、価値を生みだす           ~ 物語思考が世界をかえる

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この世に生まれて間もなく、人は「ものがたり」と出会い、そこで広い世界とのつながりを作ります。このblogでは、「ものがたり」と共にある人の可能性を探求していきます。

皆さま、 こんにちは、




『越境コラボ塾』 塾長の 真門 です。




このブログは、日本人が国境・国籍の枠を超えて、

世界の様々な人々とコラボレーションをしていけるよう、

有益と思われる情報を発信しています。





日本人が世界に貢献できる事は何か?



大げさな感じに聞こえるかもしれませんが、



国境を越えて一人頑張ろう、という状況の中で

こういう問いかけは、





自分がこの社会(海外のどこかの土地)に貢献できる事は何か?



という問いと重なって、

もの凄く大事になってきます。



苦しい時に自分を奮い立たせる核となるものだし、



そういうところをしっかりと周囲に伝えていくことで、



自分を応援してくれる人を

増やしていく事も出来ます。




日本人が世界に貢献できる事は何か?



アジアの国々では、



普通に仕事をしていたつもりでも、



流石だ! すごい!



と言われる事が、しばしばあります。



中国で、契約交渉をしていた時の話ですが、




お客の中にいた技術系の一部の人達が、

かなり過大と思える色々な要求を出してきて、



それこそ、技術資料の作り直しとか、




関連する(お客側)購入品に関する資料とか、


お客様側で作成する予定のケースの参考図面とか、



一遍に要求してきて、



間に入ったコンサルタントも、




“それは、契約後でもいいだろう” と言ってくれた事がありました。




ただ、これは値段交渉とも絡めて出てきている要求だったので、

こちらとしても、慎重に対応する必要がありました。



私も大変でしたが、





ともあれ彼らの要望を整理して、日本にいる同僚に依頼しました。






そして3日後に、 




バシッと分厚くファイルされた美しい資料が届いた時は、




流石のお客も、ビックリでしたね。



お陰さまで契約も無事に頂けたのですが、



あそこでお客の交渉担当者全員から


基本的な信頼 ・・ 『こいつらならしっかりやってくれるだろう』




が、獲得できたように思います。







こういう仕事のベースにあるのは、やはりチームワークですね。 




私も連日の交渉で、くたくたになりながら頑張っている。 




日本側の同僚も資料作りの為に、一日駆け回り、

帰ってからも徹夜作業で資料を作ってくれた。 



同じ部隊の女性スタッフも、巻き込まれていたと思います。



彼らの先には何社かの協力メーカーが居て、資料づくりには、

そちらでも4-5人の人が頑張って作業してくれたはずです。



ここは踏ん張りどころ、というあたりは、


多分言語化されていなかったですが、

ある種気合の一致というか、集中力を発揮してちゃんと中身を纏めてくる。







また、ご存知の方も多いと思いますが、




日本人が作って出してくる資料って、

本当に ビシッと美しく決まっています。




そういうところに手を抜かない。




日本では“あたりまえ”ですが、

海外に出てみると、やっぱり凄いんだな、と感じます。



スピード、正確さ、集中力、手抜きなし




アフリカでも、そういう部分がこの国にあったら、と

何人もの政治家や経営者から言われました。






ですが、まさに多文化の文脈では、



こういう“暗黙の了解”は通じない。




だから、自分の持っている仕事のイメージとか、


完成イメージとか、具体的に誰に何をやってもらいたいとか、



言わないと、海外では通じません。







難しいのは、このあたりをあまり細かく言うと、




相手が子供扱いされたと感じて、

やる気をなくしてしまう事です。




そこは、難しい。 






結局、いい人間関係を作って、



話して聞かせ、やって見せ、やらせてみて、褒めてやらねば・・・

的なアプローチですね。






それに加えて、コーチング。



“こういう具合にお客が喜ぶ様にするには、どうするのがいいと思う?”




”・・・・・・・・・・・・”



“なるほど、そうだね。 でも、こんな場合だったら、君はどうしたらいいと思う?”




”・・・・・・・・・・・・”




私の研修では場面設定して、

ペアワークで覚えて頂いています。






日本人が世界に貢献出来る事。




工夫して、広げていきましょう。