まいど~
生きもの自然科学大好き
絵本講師のくがやよいです
理科室文庫の生きものと
リンクする絵本のことを少し。
冬になる前、小学校の中庭の
レモンの木にいたアゲハの幼虫。
(レモンやミカン、サンショウなどの葉っぱにいるのはナミアゲハ,
セリやパセリなどの葉っぱにいるのはキアゲハ,
クスノキはアオスジアゲハの幼虫です)
6匹、理科室文庫に連れてきて
餌をあげて見ていると
レモンの木の枝と飼育ケースの底で
サナギになっていました。
サナギによって色が違うのは
幼虫がいた場所に関係があるらしい。
底の方でサナギになってた個体は
羽化しやすいように
糊で割りばしにくっつけました
(おなかと背中、間違えんように)
ここで、一つ疑問が。
6匹いたはずなのに、サナギは5匹。
1匹、ハチに寄生されたりしてて
死んだんかなぁ。。。
・・・と思ってたら、
理科室前廊下の壁の下の方~~で
サナギになってるのを子どもが発見
蓋のある飼育ケースから
どうやって脱出したのか、、、
謎。
(ザリガニやらイモリやら理科室の生きもの、
たびたび脱走します。)
飼育ケースからここまで、5,6メートル
移動してきてサナギになったんや・・・
逞しいなぁ。
理科担当の先生が
つぶされないように、と
サナギを庇うように机を置いてくださっていました
O先生 やさしいなぁ~
3学期、
休み時間にその前に座り込んで
毎日サナギを見てる子がいました
その子は今年度5年生になるから
理科室に来る頻度も増えるだろうし、
サナギが羽化したらきっとよろこぶだろうな。
(去年 羽化したアゲハ)
見守られながら越冬中のサナギたち。
羽化するん、もうちょい待っててや~
(・・・もう脱け殻だったりして。)
『サナギのひみつ』
三輪一雄
大谷剛/監修
ポプラ社
イモムシがあんな姿(蝶)になるなんて
サナギの中で
いったい何が起こっているのか…
1年生の教室でもサナギを飼ってたので
この絵本をもう一冊借りてきて、
「完全変態の昆虫の成長」の
図解ページのコピーを
飼育ケースに
ぺたりと貼っておきました。
実はこの絵本、、、、
捕食者の絵が
めちゃんこ怖い。
((((;゚Д゚))))
(注:あくまで主観。)
食われるものの恐怖が伝わってくる・・・
天敵ってこんなに怖い存在なんや・・・
作者は、捕食されるものの気持ちになって
この絵を描かれたんじゃなかろうかと思えてくる…
ほか、サナギと一緒に
理科室文庫に並べていた絵本です。
(読んでほしい人は久賀まで!)
(学校図書室の絵本は子どもたちが借りるのと
あまり種類がないので
市立図書館から借りてきます)
※書誌情報です
『あげはのへんしん』しぜんにタッチ(←このシリーズ、好きです♡)
須田孫七/監修 榎本功ほか/写真(ひさかたチャイルド)
『アゲハの一生』小林実(国土社)
『ぜんぶわかる!アゲハ』新開孝(ポプラ社)
『昆虫たちの変態 成長のたびに姿を変えるのは何のため?』海野和男(誠文堂新光社)
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