まいど~カエル虹
生きもの自然科学大好き 
絵本講師のくがやよいです
 
 

 
歌い読み、って勝手に書いてるけど
歌に 絵本を合わせて読んだり
絵本に 歌を合わせて読むのは
うちにはしんどいし、なんか不自然な感じ。
 
 
じっくり見てほしいページが
歌に合わせて めくられてしまうから。
 
 
(でも、この絵本は自然に歌いながら読めるかな)
 
 
 
歌い読みは、
自然発生的に出てきた読み方です。
 
 
ひまわり学級と一年生の教室で
同じ絵本を歌いながら読みました
 
 
この絵本、楽しくて 楽しくて爆笑
 
 
 
『やさいのおなか』
きうちかつ/さく・え(福音館書店)
 
 
 
 
(青文字は絵本の文、
緑文字はくがのしゃべり言葉です)
 
 
 
「今日はこれ読みまーす」
 
『やさいのおなか』(タイトル読む)
 
(いきなり歌い出す)
 
 
やーおやの おみせにならんだ
しーなもの みてごらん♪
 
よくみてごらん
かんがえてごらん♪
 
 
(ページをめくりながら) これ、なーに?
 
 
(やさいの断面図あらわる)
 
 
...分からなさそうなときは
次のページをチラッとチラ見せ目
 
 
せーいかーいは、(ページをめくる)
 
 
 
ねーぎ♪
 
 
 
 
♪やーおやのおみせにならんだ(ここからは歌を端折る)
これ、なーに?(ページをめくる)
 
 
ヒントもどんどん出していきます
 
 
「石焼き芋~焼き芋🍠」を鼻唄で
とか、
 
「ウサギさんが好き!ウマさんもにんじん
とか、
 
 
当たったら嬉しいから。爆笑
 
 
 
せーいかーいは、
(ページをめくる。野菜まるごとあらわる)
 
さつまいも〜♪
 
 
♪やーおやのおみせにならんだ、
これ、なーに?(ページをめくる)
 
 

キャベツー、とか、たまねぎー、とか

子どもたちどんどん当てていくので
 
 
「なんでわかるーん!」
(言いながら正解のページへ)
 
 
子どもたち、えへへへーーっと得意げな顔。
 
 
 
 
目の前の子どもたちとやりとりしながら読むと、
場が ものすごーく あたたかくなる。
 
 
私は 楽しい絵本は、
読みながら言葉を挟むときがあるし、
思ったことを ぽろっと言うてまう。
 
 
この絵本の中で、ケンが
仕事帰りに寄るおでん屋のおっちゃんが
こんにゃくおまけしとくわ(やったかな?)
って言う場面で 一瞬、
 
 
「あ、今日の給食もおでんやったな!」
 
 
とか子どもたちの方向いて言うと、
 
コクン!
 
と 一斉にうなづく6年生たちがかわいくてニコニコ
 
 
 
 
 
さて、やさいのおなか、
一冊読み終わる頃には
 
 
♪やーおやのおみせにならんだ、
これ、なーに?
 
 
の歌が教室に響いてます。
 
 
 
ちなみに
この絵本はそのまま、
フツーに読んでも十分楽しめます
 
うちがいらんことしてるだけ。
 
 
は、本文では「これなあに」です。
節を付けて読んでいるので「これ、なーに?」としています
 
 
 
にんじん にんじん にんじん 
 
 
 
 
私にとって絵本は
子どもとのコミュニケーションツール。
 
 
目の前にいる人との関係が
あたたかいものになるように
無理なく、楽しく、読みたいニコニコ
 
 
 
淡々とは読めない絵本もあるし、
きっと感情も こもってると思う。
(いらんことも言うてるぐらいやし)
 
 
 
時間が限られているときは
私は情報量が多い自然科学絵本は
かなり端折って読むし、
 
戦争、災害、看取りなどを描いた社会絵本は
特に 読むタイミングと相手を考える。
 
(ずっと前、児童虐待をテーマにした絵本を
アナウンサーの人が大画面に写して読んだとき、
動悸がしてものすごくしんどくなってしまったことがあった)
 
 
 
 
今は聞く時、と
耳を傾けてくれている時間かどうか
リラックスタイムか、など
聞き手の状態にもよるし、
読み方は、その場に応じて考える。
 
 
 
目の前の子どもを見る。
この子はどんなことが好きかな。
どんなことに興味を持つだろうかと考える。
絵本選びが 子どもたち
一人一人を見つめるきっかけになる。
 
 
 
 
そして、その子に向かって全力で投げた物語を
バシッと受け止めてくれた!と
手ごたえを感じられたとき、
その絵本が忘れられない一冊になる。
 
 
 
 
でも、
反応がないから面白くないかというと
そうとは限らないし、
聞いてないようで実は聞いていることもある
Kくんみたいに)。

 

 

 

 

静かに雨のように心に染み込んでいく絵本もある。
むしろ、そういう絵本が数年後、
泉のように湧き出してくることがある。
 
 
絵本は、見返りや反応を求めないで
読みっぱなしでいいねん・・・
 
 
って思っていながら、つい
いらんことしてしまうし、言うてまう。
 
 
 
こんな自分ですが、絵本講座やります。
下矢印
 
 
 

【お知らせ】

 

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