まいど~ニコ

生きもの大好きドキドキ絵本講師の

くがやよいです。

 

 

 

大型台風が接近中の日本列島で

この人は、じっと空を見上げていそうだなーって思う。

 

大好きなこの絵本の訳者さん。

下矢印

 

『ガラパゴス』 

ジェイソン・チン/作

福岡伸一/訳

講談社

 

 

(この絵本のことは、↓にかなり暑苦しく書いているので、割愛。)

 

 

 

(でも、ちょっとだけ書く・・・)あせる

 

 

表紙と見返しの次のページが特に好きキラキララブラブ

ガラパゴス、と表題が記されたそのページをめくると・・・

 

 

「孤独な島影を夜明けの太陽が照らしはじめる。

ここは絶海の群島。

いちばん近い大陸からでも1000キロメートル離れている。

空気は静けさに満ち、海はおだやか。

しかし海面下でなにかが起こりはじめている。」

 

 

大噴火により誕生した島は

幼年期、青年期を経て、やがて老年期にさしかかる。

 

 

「しかし生物によっては、この沈みゆく島に、もう棲むことができない。」

 

 

 

絵も、文章も、本当に素晴らしい絵本だと思う。

もちろん、ジェイソン・チン氏の原文があるのだけれど

その格調を損なわずに

この素晴らしい訳文を書かれた福岡さんは

いったいどんな方なんだろう・・・と

ずっと気になっていました。

 

 

 

その福岡さんが大阪に来られます。それも明日。

 

 

 

 

 

 

箕面昆虫館で、このチラシを見つけたのは夏前でした。

ずっと待ち続け、福岡さんの本を何冊か読みました。

その中で、この本がすこく面白かった!!!

下矢印

 

 

『センス・オブ・ワンダーを探して』

阿川佐和子 福岡伸一

大和書房


 

文庫化もされています↓(だいわ文庫)

 

 


 

・・・読んでびっくり!!!

 

心の底から共感して、

いつも自分の自然科学絵本講座で

資料として添付している石井桃子さんの言葉や

レイチェル・カーソンさんの言葉が

そのまんま引用されて載ってる。。。。

 

 

 

 

うわー・・・ もう、それだけで感動・・・

 

 

 

 

この本は、阿川佐和子さんと福岡さんの対談です。

 

子どもの頃、来日したバージニア・リー・バートンさんに

目の前で恐竜の絵をかいてもらったり、

石井桃子さんの家の庭で木に登って遊んでいた阿川さん。

 

 

同じく、バージニア・リー・バートンさんの(改定前の)

『せいめいのれきし』を擦り切れるまで何度も何度も読み、

井伏鱒二と、石井桃子さんが訳したドリトル先生の物語に憧れ、

心底魅了されていた福岡少年。

 

 

そんな子ども時代を過ごした二人の話が

面白くないわけがない…(笑)

 

 

 

 

 

「死をコレクションしても、生命のことはわからない」

 

と福岡さん。


去年の夏、

上野の国立科学博物館で開催されていた

「昆虫展」を見たときに感じた違和感は 

これだったのかも!

 

 


夏バイトに行ったハローウッズで、

子どもたちやアルバイトの学生さんや

野生生物研究所の奥山さんたちと

野生の生きものや虫たちと触れあった後に

 

どれだけ多くの昆虫の標本や映像を見たところで、

 

 

遊べない。

 

さわれない。

 

生きてはいない。

 

 

 

世界の珍しい昆虫(の標本)が見られる

国立科学博物館の昆虫展より、

奥山さんと行った茂木ナイトのほうが、正直

 

100万倍おもしろかった。

 

 

標本は、生きているものの時間を止める。

研究のために。

探究のために。


 

 

私が好きなのは、

標本や展示や生きものの知識じゃなくて

今、地球上で、日本で、共に生きている

生きものそのものなんだと実感しました。

 

 

(生きものグッズも大好きだけど!)

 

 

上野の「昆虫展」では、懐かしいこんな展示もありましたよ~

 

 

虫が苦手な子が増えて、

ジャポニカ学習帳の昆虫シリーズがなくなった、って聞いたけど

その後どうなったんかなぁ。。。


虫が大好きな子のことは考えなかったんかな?


 

 

 

 

 

三年生か四年生のとき、福岡さんは

台風で倒されたアオギリの木の中に

翡翠色の小さな虫を見つけたことがきっかけで

生物学者、という存在を知ることになります。

 

 

図鑑に載っていないその虫を

「新種ではないか!?」と思った福岡さんは

国立科学博物館に持って行き、受付のお姉さんに

「誰か見てくれませんか?」と申し出ます。

 

 

受付のお姉さんが連れて行ってくれた

博物館の裏側の研究棟にあるナフタリンくさい小部屋で

福岡少年は、お茶の水博士のようなおじさんに出会います。

そして・・・

 

 

 

 

続きは、ぜひ読んでみてくださいね^^

 

 

 

 

 

 

 

台風で大きな被害が出ませんように。

 

無事に福岡さんの講演会が開催されますように。

 

 

そして、台風の中、広島から新幹線に乗ってやってくる

生きもの大好きな少年が 無事に新大阪に到着しますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


生きもの好きな方に、11/30~12/1

神戸でこんなイベントもありますよ!

 

「いきもにあ」

 

・・・・生きものグッズ販売ですとな???

 

夏のバイト代、握りしめて、行かねば!!!

 

 

 

 

 

 

 

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