アウェイでのACLの決勝第2戦に敗れ、準優勝となったマリノスは、順延していた柏との明治安田J1リーグ第9節を、中2日で消化するとなった。
選手にもファンにとっても、あまりに厳しい日程だが、とにかくやり遂げねばならない。
マリノスの先発メンバーは、
GKポープウィリアム、
DF松原、上島、エドゥアルド、永戸、
MF喜田、天野、渡辺皓太、
FWヤンマテウス、アンデルソンロペス、井上。
驚くことに、ほとんどメンバーを落とさずに試合に臨んできた。
喜田主将の、250試合出場を祝したのち、19時キックオフ。
疲労しているはずのマリノス選手たちが、普段と変わらずに攻撃を仕掛けていく。
VARで、マリノスのPKが認められると、これを職人アンデルソンロペスが決めて先制に成功した。
さらに攻め続けるマリノスは、前半終了間際に永戸のゴールで待望の追加点、2対0で前半を終了した。
後半、井上に代えて左ウイングに宮市、右SBを松原に代えて加藤蓮を投入、マリノスはこのメンバーで攻撃し続ける。
前半から動きが冴え、チャンスを量産するヤンマテウスだったが、シュートだけは決まらず。
ポープウィリアムが接触プレーで負傷したか、一旦プレーに復帰したものの、結局飯倉と交代になった。
ポープの具合が心配だ。
追加点も決まらないが、今日は2点のリードがある。
これが効いた。
マリノスは焦ることもなく、この後、混戦からアンデルソンロペスが決めて3点差となった。
ここで、マリノスも無理せず、柏にボールを持たせてじっくり守る。
反対側のゴールだが、飯倉が頼もしい。
落ち着いたベテランの佇まいで、マリノスゴールに立ちふさがる。
彼は、こんなに頼もしかったっけ?
最終盤まで、果敢にカウンターを狙っていた攻撃陣、それがアディショナルタイムの4点め、ロペスのハットトリックへと結実した。
ACL後の厳しい試合を、4対0で勝利で飾ったマリノス。
これで、またJリーグで戦える。
チームの誇りのために、再び立ち上がった選手たちの、不屈の闘志を絶賛する。
マリノスで初のハットトリックを決めたアンデルソンロペス、厳しい表情は崩さずにJでの優勝を誓ってくれた。
土曜日は国立競技場で鹿島との一戦、燃えるな。