5/25 慶尚南道旅⑥ とってもお得な密陽シティツアーに参加!名所旧跡、グルメ、ミュージカル体験 | 全州にひとめぼれ!大邱が恋しくて!

全州にひとめぼれ!大邱が恋しくて!

7月26日「韓国ひとめぼれ感動旅~韓流ロケ地&ご当地グルメ紀行」出版。
韓国全自治体162市郡を制覇!渡韓回数は200回超。
全州にひとめぼれし、大邱に恋い焦がれるビョンが、
大好きな韓国の地方旅についてのレポを熱くお届けします。
전주에 첫눈에 반하다! 대구가 그리워서!

  4日目

宿のそばの食堂で

ファンテコンナムルクッパ(豆もやし入り干しダラのスープ)の朝食を済ませ、

ムグンファで慶尚南道の密陽(ミリャン)へ。
老朽化した駅舎は改装工事中のため、写真は仮駅舎です。

密陽市では、金土日にシティツアーバスを運行していることを知り、

事前申請の上参加しました。

🚌6/30までのツアー内容となりますが、密陽シティツアーHPはコチラ⇒

(韓国の携帯番号がないと申請できず、韓友に代理申請をお願いしました)

お世話になった文化解説士の先生とキサニム。
「私たち夫婦なのよ~」と冗談を(笑)
60代になって大学に入学、猛勉強して文化解説士になられたという努力家!
素晴らしい方です。
釜山からの団体客が多く、38名満席でした。
ちょうど密陽アリラン祭り開催中で、町は賑わっていました。
密陽アリランは、旌善アリラン、珍島アリランと並んで、
韓国3大アリランと言われています。
曜日によりツアー内容が異なります。

土曜日の「市内圏」コース(料金はなんと5,000ウォン)のスケジュールは以下の通り。

慶尚南道の北東部に位置する密陽は、人口が約10万4千人。
ブドウ、イチゴ、リンゴ、えごまの葉(葉の裏が赤色なのが特徴)
そして(なぜか?)羊羹が特産品。
 
まずは、密陽アリラン宇宙天文台
密陽で見ることが出来る星座をプラネタリウムで楽しみました。

密陽アリラン市場で自由昼食。

団体と別れ、事前チェックしておいたタンゴルチッへ。

韓国版ミシュランと言われるブルーリボンを毎年取得しています。
さすが人気店だけあって、超満席。
唯一空いていた奥の小上がり席をゲトし、
密陽名物の豚クッパ(돼지국밥 9,000ウォン)をオーダー。
密陽テジクッパは、1938年に密陽西部にある武安(ムアン)市場で発売したのが始まり。
その後、朝鮮戦争で北からの避難民(失郷民)たちが、
列車駅があり交通の便の良い密陽に定住。
食糧難の時代に、米軍部隊から入手した豚肉や牛の骨を煮込んだスープを
家でも作るようになりました。
ニラのほかに、ヤンニョムで和えた長ネギがトッピングされています。
ネットで
「カワミドリの葉(방아잎)をスープに入れて香りのアクセントとすることができる」
と知ったのですが、お願いしないと出してくれないようです。残念!
会計するときに、見つけました。
虹タンゴルチッ(단골집)
住所 密陽市常設市場3キル18-16(경상남도 밀양시 상설시장3길 18-16)
電話番号 055-354-7980
営業時間 10:00~14:30 
毎週水曜日休業
 
フレッシュな桑の実。季節ですね~!

ツアーの参加者ご夫婦から、米粉ドーナツのお裾分けをいただきました。
もっちもちで美味しかったです。ごちそうさまでした。
 
続いて、朝鮮三大楼閣の一つ嶺南楼(ヨンナムル)へ。
(他は晋州の矗石樓、平壌の浮壁楼)
洛東江の支流である密陽江辺の絶壁の上に建っています。

新羅慶徳王の時代(742~765年)に、この地にあった

嶺南寺の付属楼閣として建てられたのが始まり。

高麗時代に嶺南寺が廃寺となると、密陽郡守である金湊(キム・ジュ)が

これまでより高床の楼を新築し、「嶺南楼」と名付けました。

嶺南楼から階段を下った場所にあるのが、阿娘閣(아랑각・アランガッ。または阿娘祠)
朝鮮明宗の時、貞節を守るために無念の死を遂げた
密陽府使の娘ユン·ドンオクを讃えるための祠。

18歳の時、乳母のたくらみにはまって嶺南楼に月見に行ったところ、
暴漢に襲われ、死で貞節を守ったという女性を祀った祠です。
その亡骸が捨てられたという竹林。
川辺には、花模様が刻まれているという石花もあります。
密陽アリランの石碑の前で、ツアー客が大合唱(笑)
虹嶺南楼(영남루・ヨンナムル)
住所 密陽市中央路324(경남 밀양시 중앙로 324) 
観覧時間 9:00~18:00

 

ここから階段を上って、密陽邑城に向かいます。

「階段」と聞いて、ツアー参加者の1/3が脱落しバスで待機(苦笑)

朝鮮王朝時代中期の高僧で、密陽出身の四溟大師(サミョンデサ)の像。
両親を早くに亡くし、慶北・金泉(キムチョン)の直指寺(チッチサ)に出家。
文禄・慶長の役が始まると、大将となり平壌城奪還に貢献。
終戦後は国書をもって日本に渡り、徳川家康に謁見し調和を結び、
捕虜となっていた3千人の朝鮮人の解放に尽力した方。
時間にして10分程度でしたが、あまりにしんどい階段の写真を撮る余裕はなく。
密陽邑城(ミリャンウプソン)に到着。
全国的に文禄・慶長の役(1592年~93年)の頃に作られた邑城が多い中、
密陽の邑城は、それより約100年早い1479年(成宗10)に築造されています。

眼下の美しい風景に救われました。
東屋でしばし休憩。
お裾分けいただいたプチトマトやキュウリの美味しかったこと!
10分ほど休憩して、邑城を下りました。
虹密陽邑城(밀양읍성・ミリャンウプソン)
住所 密陽市嶺南路1キル16-5(경남 밀양시 영남루1길 16-5)

 

このツアーで最も楽しみにしていた風流公演。
朝鮮王朝時代初期の儒学者・金宗直(キム・ジョンジッ)の位牌を祀るために創建された
禮林書院(イェリムソウォン)にて。
てっきりパンソリとか韓国伝統楽器の演奏かと思っていたのですが、
なんとミュージカル!
嶺南(慶尚道)出身の士林学者で、記憶力と文章力に長けた官僚であり
儒学者の金宗直氏の偉業を讃えるストーリーでした。
 
虹禮林書院(예림서원・イェリムソウォン)
住所 密陽市禮林書院路128(경남 밀양시 부북면 예림서원로 128)
電話番号 055-359-5639
いよいよツアー最後の観光スポット
位良池(ウィヤンジ)。
新羅時代に農業用水池として造成されたもの。


最高の森林浴ができました。
中島には、安東権氏の斎室(祭祀を行う場所)として1900年に造成された
完在亭(ワァンジェジョン)という東屋があります。
毎年5月には、ヒトツバタゴの木が美しい白い花を咲かせるそうです。
(密陽八景のひとつ)
↑密陽市HPからお借りしました
 
密陽駅前でツアーの皆さんとお別れし、
駅から徒歩10分の密陽トンネミルミョンで夕食。
ムルミルミョン(물밀면 8,000ウォン) とマンドゥ(만두 6,000ウォン)をオーダー。
もちろんビールもね。
米粉の皮なのか、透明で具がスケスケ。
小麦粉の皮よりも軽くて嬉しい!
ミルミョンには、炭火焼き?された豚肉も付いていて、お得でした。
虹密陽トンネミルミョン(밀양 동래밀면)
住所 密陽市佳谷7キル16(경남 밀양시 가곡7길 16)
電話番号 055-356-5558
営業時間 10:00~21:00(L.O.20:20)
<備忘録>
ムグンファ1355/9:14 東大邱⇒9:53 密陽(3,600w)
ムグンファ1213/19:23 密陽⇒20:08 釜山(3,900w)
 
 

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