201回目の韓旅
12月の韓旅(12/12,15~19)レポ
こちらの記事↓のつづきです
12/15 12月の韓旅②ソウル編①鍾路で北朝鮮のビビンバランチと昌信洞の路地裏散策①
更に北方面へ坂を上り、
安養庵(アニャムアン)へ。
大韓仏敎元曉宗の総本山で、日本統治時代である1926年にイ・テジュン(李泰俊)により創建された庵。
手のひらサイズの1,500体の仏像が祀られているという千五百仏殿や
観音殿に祀られた摩崖観音菩薩像を拝観したかったのですが、
あいにくの修復工事中で足を踏み入れることができず
止む無くこちらのブログを見て、イメージを広げました。
安養庵(안양암 アニャンアム)
住所 ソウル特別市鍾路区昌信洞130-1(서울특별시 종로구 창신동 130-1)
道路名住所 ソウル特別市鍾路区昌信5キル59-2(서울특별시 종로구 창신5길 59-2)
電話番号 02-744-6923
益々勾配がきつくなってきた坂を上ります。
コンクリートの階段に花の絵が描かれていますが、生活ごみで雰囲気が台無しに(苦笑)
大邱出身のシンガーソングライター キム・グァンソクがこの辺りに住んでいたことがあるそうです。
これらはゴミではなく、生活用品なのか?区別が難しい(苦笑)
ここに有名なミステリー空き家(미스테리 빈집)があったはずなのに、
いつの間にか取り壊されてしまったようです。
在りし日の姿は、ブロ友のあっちゃんの記事で→ ★
ここから脇道に入り、恐ろしいくらいの急坂を上りました。
推定角度40°って感じです。
ヒーヒー言いながら更に登っていくと、採石場(채석장)という表示が。
遠くに見える岩肌がむき出しになっている部分がそれで、
日本統治時代に京城(現 ソウル)を代表する西洋建築様式の大型建築物を建て始める際に、
地の利がよく岩石の品質が良い昌信洞の岩山から花崗岩を採取し、
旧ソウル駅、旧ソウル市庁、韓国銀行本店、朝鮮総督府などの建築に使用したそうです。
※現場にあった案内図に、日本語を加筆しました。
芸術家たちの作品製作のサポートをする昌信(チャンシン)疎通工作所。
ここから見下ろす昌信洞(チャンシンドン)の街並みが最高です。
眼下に見える火山のような建物は、
サンマルノリト(산마루 놀아터)という遊び場。
きれいなトイレも完備されています。
昌信洞(チャンシンドン)は、朝鮮王朝時代に漢陽都城に最も近かったことから
大勢の人が集まるエリアでしたが、1970~80年代にはソウルを代表する縫製の街となりました。
現在でも、1,116社余り、3,300人余りの従事者が密集した縫製業の集積地であり、
ソウルファッション産業のメッカである東大門市場に収める繊維製品の縫製を行っています。
2018年4月に開館したイウムピウム歴史館には、
縫製の街 昌信洞(チャンシンドン)の過去・現在・未来を学ぶことができる展示があります。
まずは地下へ。
アルファベットまたはハングルで3文字までの好きな文字を
好きな色でミシン刺繍し、好みのスタンプをアイロンで熱プレスしてくれるサービスがあります。
ミシンを使って簡単な作品を作る体験もできます(有料・要予約)。
館内表示も電子ミシン刺繍で作られたもの。
2階にはミシンの歴史や
縫製の歴史に関する展示が。
「平和市場、ご存じでしょ?
あそこで販売している衣類は、ほとんど昌信洞で製造しているんですよ。
昔は、型紙屋、裁断屋、縫製屋、仕上げ屋と分業していてね」
文化解説士の方が丁寧に説明してくださいました。
ミシンのレバーを回すと、縫製の各工程の詳細を映像で観ることができます。
日本統治時代に日本人により縫製技術が本格的に導入されたため、現在でも
縫製の実務用語として日本語の変形語や英語などが使われているそうです。
마도매/마도메(マトメ)=串縫いや仕付けなど、ミシンではできない仕上げ作業
구찌(クチ)=ポケットの入口を作る処理作業
시야게/시아게(シアゲ)=糸くず処理やアイロンがけ、配達作業
中2階には環境に配慮したファッションの展示が。
こちらは2018年に開催された韓国ブランド縫製フェスティバルに出品された作品のパネルが。
優勝したのはこちら↓の作品だそうです。
4階には展望カフェがありますが、環境に配慮してマイカップの持参が必要ですl
(1階で購入することもできます)
ご親切にも文化解説士の方がカップを貸してくださったので、
アメリカーノをいただきながら、昌信洞の町、特に正面に見える採石場をしばし眺めました。
1階ではボタン、ストラップやペンダントのパーツを販売していますよ。
イウムピウム縫製歴史館(이음피움 봉제역사관)
住所 ソウル特別市鍾路区昌信洞647-50(서울특별시 종로구 창신동 647-50)
道路名住所 ソウル特別市鍾路区昌信4街キル26(서울특별시 종로구 창신4가길 26)
電話番号 02-747-6471
観覧時間 10:00~18:00(入場は17:30まで)
毎週月曜日、祝日休館
坂を下りていくと、마도매(マトメ)屋さんがありましたよ。
最後に漢陽都城博物館へ。
漢陽都城(ソウル城郭)は1396年に外敵の侵入を防ぐために、
内四山の稜線に沿って築城されたもので、
全長18.6kmの城郭に大小4つずつの門が設置されました。
漢陽都城博物館(한양도성박물관)
住所 ソウル特別市鍾路区鍾路3街70(서울특별시 종로구 종로6가 70)
道路名住所 ソウル特別市鍾路区栗谷路283(서울특별시 종로구 율곡로 283)
電話番号 02-724-0243
観覧時間 9:00~19:00(11~2月の土日祝は18:00まで)
入場は閉館の30分前まで
毎週月曜日、1月1日休館
4時間に及ぶ散策を終え、夕食へ。
Instagram&twitterもやってます
Instagram
twitter