12/19 12月の韓旅⑫ソウル編⑨ソウル城郭の西門址 敦義門博物館マウル~失われた街の記録 | 全州にひとめぼれ!大邱が恋しくて!

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201回目の韓旅
12月の韓旅(12/12,15~19)レポ
こちらの記事↓のつづきです

12/19 12月の韓旅⑪ソウル編⑧素材にこだわり接客もすばらしい新村のカルビチム店@八徳食堂

 

漢陽都城(ソウル城郭)の西門である敦義門(トニムン)址のすぐそばに

いつの間にか敦義門博物館マウルという施設ができていたのを知り訪ねました。

敦義門は1396年に建てられましたが、景福宮の支脈を害するという理由で1413年に閉鎖。

1422年には現在の貞洞(チョンドン)交差点に新たに造成され、

새문または신문(いずれも新門の意)と呼ばれていたそうです。

1915年、日本が道路拡張を理由に敦義門を撤去。

←敦義門址

南西側に隣接する橋南洞一帯とともに、2003年敦義門ニュータウンに選ばれて、

既存の建物の全面撤去後、公園として造成される計画でした。
しかしソウル市が、近現代の暮らしと記憶をそのまま抱いているこの町の歴史的価値を認め、

2015年にこの町の原型を維持する方向に計画を変更。

この一角だけは既存の建物を補修し、町全体が博物館に生まれ変わりました。

ここは新門の中に当たるエリアのため、セムンアン(새문안)と呼ばれていました。

マウルツアーがあるのを知り、ホームページから申込しておきました。

予約の時間より早めにマウル案内所へ行くと、かわいいおねーさんが

マウル内を一周しながら、各建物内の展示などの概要を案内してくれました。

案内所の隣の韓屋の建物は、韓紙工芸や花茶などの教育をする体験教育館だそうです。

その後、文化解説士の方が待つ建物まで連れて行ってくれました。

別れ際に「今日はムッチャ寒いから、これどうぞ」と、自分のポケットに入れていた

カイロをくれました。なんてご親切な~ハートのプレゼント

この建物は先頃までイタリアンレストランAGIOとして使われていたもので、

隣に建つ赤煉瓦の日本式建物である韓井(ハンジョン)という食堂と

2階の外廊下により連結され、敦義門展示館となっています。

とても真面目そうな文化解説士の方が、ゆっくり目に説明してくださいました。

地図の中で「新門」と書かれているのが敦義門。

左下は通行手形。

敦義門の内側に慶熙宮(キョンヒグン)が、外側には京義監営(現在の京義道庁)が設置されたのは、

軍事・外交・経済における重要な道路である義州路という幹線道路があったから。

時は流れ、1915年に道路拡張のために敦義門が撤去される前と後の写真。

面白かったのがこのエリア↓。

床をはがしてみたら、いろんな年代の建物址が発見され、そのままにしてあるのだそう。

※黒文字の日本語は私が追記しました

2階にはイタリアンレストランだった当時の品物や、再開発のため取り壊されてしまった

こちらのマウルの周囲の建物の模型や、

廃材、その建物から出てきた鈴やたばこのパッケージなどがそのまま展示されています。

渡り廊下を渡り、隣の元 「韓井(ハンジョン)」だった建物へ。

現在こちらのマウルがあるセムンアンの街にあった食堂や旅館などが立ち退くまでの記録の展示です。

店主たちの働く姿とともに、受話器からは店の門を閉じることへの思いを聴くことができ、

とても切なくなりました。

「毎朝掃いていた店の前の道の掃除も、今日で終わりだなぁ」と店主。

日本統治時代の石垣は、今も残されています(右下)

敦義門展示館だけで1時間以上かかりました(解説30分+自分で見学30分)。

ここからは赤色のマウル展示館や青色のワークショップなどを周りました。

こちらは「独立運動家の家」

懐かしい昔のゲームを無料体験できます。

とにかく紹介しきれないくらい数多くの興味深い展示があり、

気が付けばマウルで2時間半も費やしてしまいました。

 

再開発で街は活気を帯び住みやすくなりますが、

それまでの歴史が一瞬にしてかき消されてしまう😢

そういう意味でこの博物館マウルは、過去と現在をうまく融合させている

コンテンツだと思います。

見応えあり、お勧めですキラキラ

クリスマスツリー敦義門博物館マウル(돈의문박물관마을)

住所 ソウル特別市鍾路区新門路2街7-22(서울특별시 종로구 신문로2가 7-22)

道路名住所 ソウル特別市鍾路区松月キル14-3(서울특별시 종로구 송월길 14-3)
電話番号 02-739-6994
観覧時間 10:00~19:00(夏期の金土は20:00まで観覧可能)
毎週月曜日休館

公式ホームページ→ 

文化解説士によるマウルツアーは、月曜を除く14時~と16時~

予約は会員登録の上こちらから→ 

KONEST地図

 

市庁方面へ歩いたところにあったカフェで、

アールグレイ&ラ・フランスのケーキとアメリカーノで一休み。

その後、久しぶりにトルダムキルを歩きました。

ANA(金浦→羽田便)の機内食はビビンバ。

食べ飲み歩き友達から教えてもらった通り、ワゴンに角ハイがあるのを見つけ、

赤ワインとともにゲト赤ワイン

以上で、12月の韓旅(12/12、15~19)レポを終わります。

 

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