12月の慶尚道&全羅道の旅レポ(12/10-14)
こちらの記事↓のつづきです。
12/12 快適だった駅チカのゲストハウスと光州名物 激ウマのオリタン(鴨スープ)
4日目。
私の韓国旅のバイブル 鄭銀淑(チョンウンスク)氏の「韓国の『昭和』を歩く」。
韓国の「昭和」を歩く (祥伝社新書)/祥伝社
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本書を読んで以来、いつか訪ねてみたいと思っていた羅州(ナジュ)市 栄山浦(ヨンサンポ)を訪ねました。
都市鉄道 農城駅→光州松汀駅→Koral光州松汀駅へ移動
09:54 光州松汀駅発(KTX乗車)
10:04 羅州駅着
10:15 羅州市庁前から160番バス乗車
10:30 栄山浦バスターミナル
栄山浦散策
12:30 タクシーで羅州中心部へ移動
朝食はKoral光州松汀駅構内でラーメンを。
KTXに僅か10分乗車しただけで、光州広域市の南にある羅州駅に到着。
梨の産地として有名です。
この日の夕方全州へ移動するため、羅州駅に荷物を預けたかったのですがコインロッカーはありませんでした。
予約した全州行きチケットを発券しつつ窓口の駅職員の方にお願いしたところ、快くキャリーバッグを預かったくださいました。助かった~!お世話になりまーす。
羅州駅からちょっと歩いた場所から市内バスに乗り、栄山浦(ヨンサンポ)へ移動。
バスターミナルの周辺には機械関連の店が軒を連ねていました。
栄山江(ヨンサンガン)という川方面に向かって歩いていると、日本式家屋が見えてきました。
大きな倉庫が並んでいました。かつて米を保管していたものでしょうか。
栄山浦がある羅州(ナジュ)平野は穀倉地帯で、日本統治時代には収穫した良質の米を船を使って収奪したため、現在でも当時の日本式建物が残っているのです。
現在栄山敬老亭として利用されているこちらの建物も、日本統治時代に建てられたものではないでしょうか。
こちらは飼料の保管倉庫だったようですね。
栄山江(ヨンサンガン)という川沿いには、名物の홍어(ホンオ・発酵させたガンギエイ)の販売店や食堂がずらーっと並んでいます。
仄かなアンモニア臭が漂い、思わず鼻をつまんでしまいました(苦笑)
遊覧船乗り場。
こちらの栄山浦灯台(登録文化財第129号)は1915年に作られた鉄筋コンクリート造で、韓国唯一の内陸灯台。
通常の灯台としての役割の他に、毎年氾濫していた栄山江(ヨンサンガン・川の名前)の水位を観測目的として作られ、1989年まで使用されたそうです。
栄山橋のたもと。
更に東へ進むと、日本式家屋が連なり残っていました。
散策していても、殆ど人影がない淋しい街です。
元朝鮮殖産銀行だった建物。
リモデリングして今年の10月に栄山浦歴史ギャラリーとして開館したとのネット新聞を読んだのですが、期間限定の公開だったようで内部には入ることができませんでした。
後に別のエリアに展示してあった写真を見ると、日本から解放された後に結婚式場として利用されていたようです。
あちこちでアスファルトを掘り起こす工事が行われていました。
次回訪ねた時には、舗装され昔の面影が無くなってしまっているのではないでしょうか。
こちらの壁画 2014年地域の共同体職場作業として描かれたもので、日本統治時代の哀歓と追憶を表現しているのだとか。
日本統治時代最大の地主だった黒住猪太郎(クロズミイタロウ)の住宅。
延べ面積千平米以上、建築面積2百平米以上と大規模。
2013年4月に復元されたそうだが、それ以前の姿をネットから拝借いたしました↓。
こちらの日本式家屋ははもはや廃墟と化し、取り壊し寸前といった雰囲気。
昔お粥を販売していたという粥前通り(チュクチョンコルモク)という路地に、↑にアップした昔の写真が展示されていますよ。
歩き疲れカフェを求めてさまよい歩いている時、3匹の犬(野良なのか、放し飼いなのかは不明)と遭遇。
ものすごい勢いで吠えられ今にも飛びかかってこられそうになりましたが、負けじと「ワウッ!」と勢いよく吠えたら、なんとか回避できました。マジ怖かった~っ!(汗)
ガンギエイの店はあってもカフェはないのか?
そう諦めていた時に栄山ナル(ヨンサンナル・영산나루)というオサレなカフェを発見。
ランチのお客さんがゾクゾク来店。
予想通り薄~いアメリカーノ(5千ウォン)を飲んでいると、
正午からバイオリンの生演奏が始まりました。
その敷地内にあるこちらのレンガ造りの建物は旧 東洋拓殖株式会社 文書庫(옛 동양척식주식회사 문서고)
この土地には1910年に東洋拓殖株式会社の栄山浦出張所事務室があったそうでして、1920年に木浦に移転するまで文書庫として使われていたのだそうです。
栄山ナル(영산나루)
住所 羅州市二倉洞559(전라남도 나주시 이창동 559)
電話番号 061-332-2131
営業時間 10~22時
羅州駅へ戻るには橋のたもとにある店の前から160番バスに乗るのですが、1時間に1本しかないと店のアジュンマが教えてくれたので、ちょうど通りかかったタクシー(タクシーも滅多に通りません)に乗り、羅州市内へ移動しました。
栄山浦への行き方
ソウル(龍山駅)から羅州駅へKTXを利用
所要時間 約2時間5分
料金 48,200ウォン
羅州市庁バス停まで移動(羅州駅から徒歩5分)、160番バスで栄山浦バスターミナルまで
所要時間 約11分(1,200ウォン)
または、羅州駅から栄山浦ターミナルまでタクシーで約8分(4,800ウォン)
160番は循環バスで、栄山浦方面は羅州駅前には止まりません。
①光州松汀駅前から160番バスで栄山浦ターミナルまで1時間11分(1,650ウォン)
②光州松汀駅から羅州へKTXで約10分(8,400ウォン)
羅州市庁バス停まで移動(羅州駅から徒歩5分)、160番バスで栄山浦バスターミナルまで光州への行き方はこちらの記事で → ★
所要時間 約11分(1,200ウォン)
または、羅州駅から栄山浦ターミナルまでタクシーで約8分(4,800ウォン)
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