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ひこにゃんを悩ます、ゆるくない事態が発生

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口コミ指数(Bas)は、ブログの中でどれぐらい出現したかを表す独自指標です。
「ひこにゃん」といえばゆるキャラブームに火をつけたと言われる、滋賀県彦根市のPRキャラクター。彦根藩主である井伊家に由来する赤備えの兜をかぶったネコの「ひこにゃん」は、彦根城築城400年祭のメインキャラクターとして登場するや、そのゆるさが受けて全国で親しまれている。
その人気を証明するかのように、「ひこにゃん」の口コミ指数は常に100BaS前後と高い数値。特に週末は「ひこにゃん」がいる彦根城に出向いた人の書き込みなどで増加傾向、7/18~7/20の3連休は150BaS近くまで増えた。その「ひこにゃん」が7/28に口コミ指数を急増させた。それは、「ひこねのよいにゃんこ」というキャラクターを使用したグッズの販売中止を彦根市が業者に要請したことが報道されたため。「ひこねのよいにゃんこ」は「ひこにゃん」の原作者が作ったキャラクターで、一見したところでは区別できないほど「ひこにゃん」に酷似している。彦根市と原作者は2007年11月にも「ひこにゃん」の性格やポーズの設定に認識の相違が発生、ポーズを限定するなど条件を付けて調停が成立している。
今回の中止要請では「ひこにゃん」の商標権や著作権を持つ彦根市側は権利の侵害を訴えるが、原作者は調停では創作活動を制限されていない。また、販売業者は市の指示に従うところと、「ひこにゃん」の偽物ではないとして販売を継続するところと対応は分かれているようだ。

このふたつのキャラクターに対してブロガーの反応は
「『ひこねのよいにゃんこ』は『ひこにゃん』と別物だから、バチモノって訳じゃないでしょ?」
という声もあるが、この騒動で「ひこねのよいにゃんこ」を知った人は
「『ひこねのよいにゃんこ』の表示には気付いていたけど、ひこねのよいにゃんこ=ひこにゃんだと思っていた」
「うちにいるのはこれだ!ひこにゃんじゃないんだ。ちょっぴりショック」
「騙された!違いがわからないよ」

などとコメントしていて、「ひこにゃん」だと思って「ひこねのよいにゃんこ」を購入していた人が多い模様。「ひこねのよいにゃんこ」は今回報道される前にはあまりブログ上に登場せず、口コミ指数がほとんど0に近いので、「ひこねのよいにゃんこ」をきちんと認識していた人は少なかったのではないかと考えられる。

今回の騒動に対しては
「どっちもかわいいから別にいいじゃん」
「『ひこにゃん』はポーズが決められているから、『ひこねのよいにゃんこ』で種類が増えるのは嬉しい」

というやや楽観的な感想の人もいるが、
「これは似すぎ!作者の人、駄目だよ」
「彦根市が宣伝したから、『ひこにゃん』の人気がある。人気が出てから別キャラクターで儲けようとするなんて、厚かましい」
「私は『ひこにゃん』が欲しいんだ!」

と「ひこねのよいにゃんこ」を容認しない派もいて、彦根市と作者の間の権利関係をはっきり決めていなかったことを批判する声も。
逆に彦根市に対して
「彦根をPRしてくれる『ひこねのよいにゃんこ』が存在してもいいと思うけど」
「相乗効果が見込めるのに、心が狭いですね」

というコメントもあり、販売中止要請は行き過ぎと考える人もいるようだ。

しかし、このふたつのキャラクターが観光客やファンに混乱をもたらすのは確か。どのような解決に向かうとしても、きっちり分けて見せていく必要がある。
「ひこにゃんには罪はないので、ひこにゃんの活躍の場を奪わないで」
というファンの声もある。イメージを損ねることなく、ひこにゃんには活躍してほしい。

(2009年8月4日)