視機能・視知覚検査 結果 | あしたてんきになぁれ

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好きなもの、好きなこと、好きな人・・・たくさんの好きに囲まれて元気に笑って過ごしたい。でも、時には毒を吐くこともあれば、うつむいてしまう日だってある。でも最後はやっぱり笑いたいから、今日は雨が降ったとしても、明日は天気になりますように

相変わらずのゆるーい更新ですが、結果報告シリーズ第2弾です。

 

が、ブログを見返して気がつきました。

 

 

結果報告も何も、検査のこと書いてなかったですね・・・。

 

1年待ちで予約がとれて、まずは、行ったら医師の面接だけで終わってしまったLDセンター

受診ですが、その1週間後にはオプトメトリストの先生による視機能検査の予約を入れて頂きました。

検査時間は2時間と聞いていましたが、比較的スムーズに次男ががんばってくれたので

1時間強で終了しました。検査内容は、病院での検査とは少し違いましたが、いわゆる視力検査的なものや

ステレオグラスで両眼視を調べるもの。あとは、ライトを目で追って、目の動かし方や動きを見てくださったり

目と手の協調性を調べるような、穴の開いた5円玉硬貨のようなおもちゃに紐を通したり、

そのおもちゃを貯金箱に入れる動作の時間を計測したりするもの、図形をまねて書いたり、

同じ図形を選んだり、そんな感じでした。

 

かなり簡単に書きましたが、結果です。

結果説明は、1時間ほどで報告書をもとにゆっくり丁寧に説明してくださいました。

結果の評価は5段階 良好、適正、ボーダーライン、やや低下、低下で行われています。

1、視力(近くまたは遠くのものをどれだけはっきり見えるかをあらわしたもの。視力は一般的に屈折異常が原因で低下します。

その場合、眼鏡・コンタクトレンズで矯正することができます。しかし、目の異常や病気が視力低下の原因となることもあります。

視力低下によって黒板や教科書の文字、ボールや人の動きがはっきり見えなくなり、学習・運動の妨げとなることもああります。)

   評価:低下

2、眼球運動能力(視線を素早く正確にものに向ける能力です。眼球運動には、ゆっくり動くものを目で追う追視能力、

目線をあるところから次のところにすばやく移動する能力の2種類があります。これらの能力は視写、板書や本読み、

ボールを目で追う球技などをするうえで非常に重要な能力です。

   評価:低下

3、調節能力=見ているものにピントを合わせる能力(近くや遠くのものを見たときに、そのものまでの距離にあわせて

自動的にピントを合わせる能力、本読みやノートを書くなどの近くを見る作業では、近くにピントを合わせるために

調節機能に付加がかかっています。集中して効率よく作業をおこなうためには、調節は無意識にエネルギーを使わず、

余裕をもっておこなわれる必要があります。

   評価:適正

4、両眼視=両眼のチームワーク・寄り目/開き目(見るものまでの距離に合わせて、両目の連携をとる能力。

本読みやノートを書くなどの近くの作業では両眼の視線は内側によせられ、黒板を見るように遠くを見るときには

両眼の視線は平行になります。疲れを感じず集中して、効率よく学習や運動をおこなうためには両眼の

視線の内よせ・外よせは無意識に余裕をもっておこなわれなければなりません。

   評価:ボーダーライン

5、視知覚(見ているものが、どのくらい大きいのか、どんな形をしているのか、どういう風に重なっているのか、

そして何なのかを瞬間的に視覚的に理解する機能。学習において、かな・漢字の習得、算数の図形理解などが

スムーズにおこなわれるためには、視知覚の発達が基礎能力として必要です。

   評価:低下

6、眼と手の協応動作=眼と手・手先のチームワーク(眼からの情報と連携して手を動かす能力。

枠の中にバランスの良い文字を書く、手先を器用に使った課題を行う、ボールをキャッチするなどの

作業をおこなうために、眼と手の協応動作の発達が必要です。

   評価:低下

 

簡単に書きましたが、報告書にはもっと細かく詳しく解説が入っています。

そして、見て頂いてわかるように、LDセンターですので学習という視点で評価がされているのが特徴かな

と思いました。

結果を見て最初に思ったのは「やっぱりな」でした。

結果はよくはなかったですが、ある意味想定の範囲内だったので、特にショックということはなかったです。

でも、この先、就学のことを思うと、やっぱり次男は色々しんどいんだろうなと思いました。

先生からは、視機能だけの問題ではなく、体全体の動きの低下によるところもあるので(低緊張とか)、

ビジョントレーニングのもちろん有用だけど、現在通っている感覚統合の作業療法や療育が重要になってくるので

まずはそちらを優先して行って、その上で無理のない範囲でビジョントレーニングを行っていくのがいいのではないか

とアドバイスをいただきました(LDセンターが遠いということもあり)。

 

おっしゃられることはもっともだったのですが、あれこれ色々ひとより知らないうちにしんどい思いをしている次男に

(まぁありがたいことに本人にその自覚はありませんが)、ひとつでも改善できることがあればと思って

受診しましたが、結果、やっぱりすべてのことが絡み合っていて、ひとつだけでもすぐにどうにかなるってことには

ならないんだなと再認識でした。振り出しに戻ったような、でも、今やってることで間違いないよ

と言っていただいたような、なんかがっかりしたのか、自信がもてたのかよくわからない感じでした。

 

ちなみに後日、いつもの感覚統合のリハビリのクリニックを受診した際、この結果を持っていきましたが、

主治医の先生は、知的障害によって結果が低く出てしまっている部分もあると思うので、あまり結果だけをみて

気にする必要はないよとおっしゃってくださったのですが(結果があまりよくなかったので、落ち込まないように気を

使ってくださったんだと思います)、それはそれでやっぱり問題の原点はそこ(知的障害)なのか、

とちょっと振り出しに戻ってしまったのですが、ひとまず、次男自身もけっこうやる気だったので、

一度ビジョントレーニングを受けてみることにしました。