悪魔の選択~原子力発電 | マレットの囁き

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ご訪問ありがとうございます。

マスコミの報道を見ていると、

大きな勘違いがあるような気がしてなりません。


それは・・・

福島原発の事故で分かったことは、

原子力発電所自体が危険な存在である

と、言うことです!


しかし、いざ廃炉にするとなると、

莫大な経費が掛かります。

その費用負担は電力料金で充当されます。

高度経済成長期なら、それも可能だったかもしれませんが、

ゼロ成長の現在では、とてもその余裕はありません。

また、たとえ廃炉にしたとしても、

高濃度の放射性廃棄物はそのまま保管するしかありません。

そして、発電を停止していても

維持管理に多額の費用が掛かっているのです。

これは日本経済にとって、深刻な問題なのです。


それとは別に、安全管理にも重大な問題があります。


もともと原子力発電所は、極めて安全性の高い設備です。


原子力発電所の主要部分である

原子炉とその建屋は非常に堅牢にできています。


良く思い出して見てください。

原子炉建屋が、3重の堤防を木っ端みじんに破壊した大津波を

平然と撥ね退けていた映像を。

また、原子炉本体も、メルトダウンがあっても

本体部分には、ほとんど損傷はありませんでした。

水素爆発がなければ、強度の弱い個所から

ごく微量の放射能が漏れただけで

大事故には至らなかったはずなのです。

つまり原子力発電所は、自然災害に対しては、

ほぼ完ぺきな安全性が確保されているのです。


そう、自然災害に対しては…です。


今回の事故は、外部電源喪失の対処が遅れたことによる

人的ミスが原因。


さらに現在でも、自然災害のみが想定の範囲とされ、

飛行機が墜落する等の大事故による被害想定は

まったくなされていないようです。

ちなみに、アメリカではテロ攻撃による

被害想定と対策まで、マニュアル化されています。


日本では、テロ攻撃や飛行機や隕石の落下被害は

未だ『想定外』!!


つまり、原子力発電所の存在そのものが

大いなる脅威なのです。


福島原発も、大地震後は原子炉は自動停止しました。

これは、現在の未稼働原発と、ほぼ同じ状態です。

原子力発電所は稼働の有無にかかわらず、

大事故が起こりうるということです。


ここで問題になるのが、

同じ危険な状態ならば、

停止しているより稼働させた方が

国民の利益になるではないか!

と、言うことです。


皆さんは、この究極の悪魔の選択、

どちらを選びますか?