「十字星」ついに発売(解禁)
ついに発売になりました。ゆずさんのニューアルバム「図鑑」。以下引用
昨年デジタルリリースされた『SUBWAY』や『Frontier』、昨年の日本生命CMソング『ビューティフル』に加え、高橋大輔主演で開催されたアイスショー「氷艶 hyoen 2024 -十字星のキセキ-」の主題歌『十字星』、俳優・松たか子とのCM共演で話題を呼んだ日産サクラCMソング『Chururi』、そしてテレビ朝日系火曜ドラマ「南くんが恋人!?」の主題歌『伏線回収』、日本生命新CMソング『図鑑』を含む全11曲を収録。これまでのゆずの音楽遍歴を網羅しながらも、ジャンルレスなサウンドメイクや 時代に左右されない普遍的なメッセージが“記録”された、「図鑑」というアルバムタイトルに相応しい作品となる。
引用ここまで。
apple music に氷艶2024プレイリストを作って毎日のように聞いていたのですが、そこについに主題歌「十字星」が加わりました。月光かりのときは松本孝弘さんの「月光かりの如く」、LUXEのときは平原綾香さんの「LUXE」、そしてゆずさんの「十字星」。普通に考えてすごくないか?主題歌(もしくは曲)のあるアイスショーって他にある?しかも超大物アーティストの書き下ろしですよ。
「十字星」は物語の続き?
現地やCS放送で聴いたときは歌詞の内容までは理解していなかったので、物語が終わった後にゆずさんが主題歌を歌ってくれたという認識だったのですが、歌詞を理解した上で録画を視聴するとかなり印象が変わりました。
歌詞の冒頭部分を抜粋します。
君は手を振った そこで目覚めた
変わらない日常に戻って
きっと伝えようとしていた君の想い
僕は受け取った気がしたんだ
これはトキオが銀河鉄道の旅から地球に帰って病院で目覚めた後の話ですね。「僕」がトキオで「君」がカケル。こういうことを書くとまた「やっぱり主人公はトキオじゃないか」と言う人が出てきそうですが、これは「トキオ視点」つまり「トキオから見たカケル」のお話だと私は思います。公演では、暗転した後にゆずのお二人が登場してこの曲を歌うのですが、間奏のところでカケルが現れて広いリンクを風のように滑り、トキオが微笑みながらそれを見守る。現地では最後にもう一度出てきて滑ってくれたぐらいの認識だったのですが、実は物語の続きだったんだと私は思いました。ここまでは衣装も役のままですしね(フィナーレでは全員白)。映画やドラマの最終回なんかで一応物語は完結してるんだけど、主題歌(もしくはエンディング曲)が流れ、クレジットが表示される背景に後日談的な映像が流れることがありますよね。そういうイメージかな。
トキオは(カケルのおかげで)日常生活に戻っているけど、いつもカケルのことを想っている。目を閉じれば彼の面影が浮かぶ。でも会えない。届きそうで届かないせつなさ。でもいつかきっと巡り合える。それが地上か銀河なのかはわからないけれど。
これは「男同士の恋愛」?
もう一つこの物語全体の解釈について。これはたぶん意見が分かれると思うんですが、私はこれを「男同士の恋愛」の物語だとは思いません。理由は男同士の恋愛だとトキオ→カケルの一方通行になっちゃうから。少なくとも公演を観た(現地3回+放送)印象では、カケルとユキは(カケルからの)同情や自己犠牲で結婚したわけではなく、確かに愛し合っていたように見えました。カケルにとってトキオもユキと変わらないぐらい大切な人だけれど、トキオヘの想いが恋愛感情なら二股みたいになっちゃいますからね。それは違うと思います。
じゃあケンタウロス座の場面はどうなの?もちろんLGBTQも含まれると思いますが、もっと広い意味で「誰かを大切に思うのに相手の性別や種別なんか関係ない」という意味だと私は受け取りました。その方がより普遍的などんな人にも当てはまるメッセージになるんじゃないかな。
トキオはカケルに対して恋愛に近い感情を持っていた。これは間違いないと思います。でも、独占欲や嫉妬なども含むその強い感情はカケルという特別な人にだけに向けられるもので男性全般というわけではないんじゃないかなと個人的には思いました。トキオの今後(借金問題は解決したという前提で)を考えたとき、
1.カケルだけを想って一生独身でいる
2. カケル以外の男性と恋愛し一緒に暮らす
3. 女性と結婚して家族を作る
1と3はありえるけど2はないんじゃないかと個人的には思います。あくまで私の個人的な解釈ですので、異論はあって当然だと思います。
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