昨日の続き…
このご主人である映画人とは
2002年のNHK大河ドラマ
「利家とまつ~加賀百万石物語~」
これが放映された年に知り合った
当時の金沢は今のように
北陸新幹線の開業前で
オーバーツーリズム現象のある
観光地ではなかった
この大河ドラマを契機に金沢では
様々な観光企画を打ち出していた
主役の前田利家には唐沢寿明さん
まつには松嶋菜々子さんが出演
当時、彼は映画プロデューサーとして
金沢に視察に訪れていた
そのアテンドをしたのが
当時39歳のチューネンハントだった
それから24年の付き合いになる
都内に東京事務所を構えてから
彼とは頻繁に会うようにもなった
しかし長い付き合いだったが
奥様と会うのは初めてだった
奥様が秋田県土崎市
「終戦前日に空襲に遭った町」
この町に生まれたことも初めて知った
偶然、車内にあった一冊の本
それは加藤シゲアキさんの
「なれのはて」だったのだ
彼女は”この本”に出会ってから
また母親の言葉が蘇ってきたという
「戦争があと一日早く終わっていたら
人生が変わっていた人がいる」
彼女の母親もその一人だったという
加藤くんの特徴でもある
情景が見えるような繊細な描写が素晴らしい
最初にそう感じたそうだ
秋田の油田話、空襲の話が土台にあり
”人間ドラマ”としても深く読み応えがある
「誰が書いているのだろう?」
そう思い著者について調べると
加藤シゲアキさんの写真を見つけ
亡くなった母親が持っていた
一枚の青年の写真に似ている
そう感じたとのこと
※ご本人はうろ覚えという
母親が大事にしていた写真の中の青年
最後に写真を見たのは
母親の遺品整理をした時だという
私と一緒に聞いていた妻も
「まるでドラマのよう…」
と感嘆の声を上げた
ここまでのエピソードだけで
物語がかけそうなお話だった
つづく
