子供の時になかったもの | 直心會 武勝館

 
俺がこの前、節分で

ふと思ったことやねんけども、

タイトルにあるように

今日は、子供の頃

無かったのんについて

書いてみようかな。



記憶にないのか、

それとも

知らん間にできたのか

それはわからんけども、

増えたものが多い気がする。

 

1、ハロウィン

 



少なくとも俺の子供のころ、

こんなイベントはなかった。

 

いつの間にか商戦の材料として

広まったように思う。

 

子供らがお化けに扮装して

各家庭を回りお菓子をせびる。

実に欧米らしい。物乞い。

ビビらしてお菓子を脅し取ろうとは。



日本の子供は

施しを他人さまから受けたら

叱られたもんや。

少なくとも俺は怒られた。

 

日本には地蔵盆といって

子供たちがお菓子などをいただくという

まだ謙虚な風習があるというのに。

 

まあ、でも幽霊の格好をして

お地蔵さんのそばでお菓子を

もらおうとぽつんと

座ってる姿も怖すぎるわな。

 

まだ、お化けの格好して騒いで

お菓子くれって言うてるほうが

陽気ではあるな。

 

アメリカではアジア人が

お化けやとか言うて

お菓子もらいに行ったら

銃で撃ち殺されることが

あるからそれも怖いけど。

 

2、節分に恵方巻を無言でかぶる。

俺らが住んでた場所では

子供のころはこんな風習

なかった。

 

せいぜい、豆まきして

数え歳の分、豆を食う

ぐらいやった。

 

数えやから1個多いんで

ちょっと嬉しかった記憶が

ある。

 

恵方巻は完全に商戦の材料に

されてると思う。

 

スーパー行ったら

バラエティーに富んだ巻物が

ある。

 

噂によると

セブンイレブンが仕掛け人

やとか。

 

3、厄年

男は42歳、女は33歳。

前後に前厄と後厄。

これしかなかったと思う。

 

いつの間にか

男は19歳、61歳

女は19歳、37歳、61歳

その前後にそれぞれ

前厄と後厄がある

と言われるようになった。

 

女性陣は可哀そうに

35歳を除いて

32歳~38歳まで7年間

ずっと厄。

 

6年のうち1回や2回は

病気をしたり悪いことが

起こったりする。

 

起こるとやっぱり厄やから

となる。

 

見えんもんがますます

その存在感を増長させ

人々に恐怖を植え付ける。

 

気の毒に一番子供に

お金のかかるときに

毎年、厄払いとして寺社に

奉納せんといかん。

 

これは完全に古来からある

不安を煽って金を巻き上げる

という図式の悪徳宗教ビジネス。

 

恐怖に震える人々が

やせ細る横で

肥え太って笑ってるのは

坊主や神主。

いつの世も同じ。

 

4、マイナスイオン

 



いつ頃からか家電とかに

使われだし、水回りの

場所でもそれが存在する

と言われ始め、身体と心に

いいものとしてのイメージを

植え付けられたが、

どっかのメーカーが作った造語で、

学術的にはネガティブイオンとか

ポジティブイオンというのはある。



マイナスがいいからプラスはあかん

みたいな勝手なイメージあったけど、

マイナスと同数プラスが存在

するみたい。

差し引きゼロなわけや。

 

5、いろんんな病気

最近は医療の進歩で

いろんな場所のガンが発見され、

いろんな名前がついてる。

 

昔はガン言うたら

胃ガン、肺ガン、大腸ガン、乳ガン

ぐらいしか知らんかった。

 

子供の成長痛とかもなかった。

 

骨が折れるとかヒビいってへん

場合は全部、捻挫か打撲。

 

今は細かな骨の傷や筋の傷まで

見つけていろんな名前がある。

 

精神病にしてもそう。

細かな名前がいっぱいあるが、

昔はそんなんなかった。

 

精神科の先生は

自分の学問の発展のため

大学の教授は予算をたくさん

取りたいため、どんどん精神病の

病名を作り出し、精神病患者を

増やしている。