旬 | 【燕三条イタリアンBit】オーナーシェフ秋山のブログ

【燕三条イタリアンBit】オーナーシェフ秋山のブログ

新潟市中央区、銀座でイタリア料理店を営んでいます!
日々の出来事を楽しく、時に真剣に綴っています!

ホワイトアスパラが出始めました
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こちらはフランス産ですが



時を同じくして国産のホワイトアスパラも出始めています。



しかし疑問があります



勿論味や作るまでの違いがあるので一概には言えませんが



フランスの市場で見たホワイトアスパラより日本で買うフランス産のホワイトアスパラの方が高い



それはわかります



でもその日本に入って来てるフランス産のホワイトアスパラより国産のホワイトアスパラの方が高い



何故?



と思います



松茸のように



トリュフのように



それはわかります。



明らかに違う



ホワイトアスパラ食べ比べて



うん。これはペルーだね!



居ないでしょ(笑)



やはり日本で生産する方がコストが大分かかってしまうのでしょうか。



フランス産のホワイトアスパラも抜群に美味しいです



出来るだけ国産を使いたいですが



わざわざフランスから取り寄せたホワイトアスパラの方が



お客様により満足度を感じて頂けるケースが



ホワイトアスパラだけではなく



沢山ある様に思います



エンドユーザーの気持ちになり



せめて値付けを



海外の商品より少し安く見積もる事も



必要の様に思います



これから春になり



沢山の食材が旬を迎え始めますが



味は勿論ですが



超高級レストランでもない限りは



1番良いの持ってきて!は出来ないので



バランスを見なければなりません。



そんな時



海外の輸入の商品よりも



国産の商品が



少しでも値段が安かったら



良いのにな~



最悪同じ値段なら



国産買うのにな~



と言う話しです



僕達の世界では仕入れホワイトアスパラ1本¥50違うとかなりの事です



肉のガルニにホワイトアスパラを1本つけたい



¥150のホワイトアスパラ
¥200のホワイトアスパラ



お肉のコースの値段が¥1800



減価率半分かけたって¥900



そのうちホワイトアスパラ1本で¥200



お客様そこ求める?



だったらほとんどのお客様が



200gの肉を300gにカットしてホワイトアスパラ付けない方が良いよね



そんな事を考えながら



メニュー作りとは進んでいくのですが



例えばイベリコ豚の最高級ペジョータ



これがキロ=¥4000だとしましょう。



200gで¥800



そこに¥200のホワイトアスパラを1本つけて¥1000の原価にするのか



そこに¥150のホワイトアスパラをつけて¥50のメランジェサラダをつけて¥1000の原価にするのか



はたまたイベリコ豚を250gにカットしてホワイトアスパラをつけないか



¥200の使い道



僕達の様な小さな組織では



勝負を分けるポイントの様に思います