そもそものきっかけ | ALS記

ALS記

2023年2月13日に診断されて、現在進行中。とりあえず仕事は続けています。進行がとても遅い症例のようで、その状況を記録して発信していこうと考えています。

2019年
 12月19日 利き手(左手)で書く字が極端に下手になっていることに気づく

 それまではキーボード入力ばかりで気づかなかったけど、この時は急な打ち合わせが入ってノートとボールペンだけを持って会議室に入った。で、必要なことをメモろうと書き始めたら、自分でも後で解読できないような下手な字しか書けない。手で隠しながら書いていったことを覚えている。念のため翌日字を書いてみたものの、やはり歪んだ文字になってしまっていた。

2020年
 1年かけて体重が71kgから63kgへ減少(在宅勤務への切り替え)

 年を跨いで、ちょうどコロナ禍が始まった。システム系の仕事だったので自宅での作業のみになったところ、体重がどんどん減っていく。「通勤しないと痩せるのか」と思いつつ、腹回りはさほど減っていないのが気にはなっていた。

2021年
 1月頃 左手の握力低下を自覚する
     しゃみした際に腹筋が攣ることが稀に起きる
 夏頃 両腕と両足で就寝前にピクつくようになる
 12月 箸で持ち上げられるものが極端に少なくなる

 利き手がどんどん使えなくなっているのに不便さを感じるとともに、腹筋がおかしかったり、手足が勝手にピクピクするのが謎だった。年末になる辺りで、箸で豆腐が持ち上げられない状況になっていた。

2022年
 1月頃 右手の握力も低下し始める
 7月頃 左手の親指・人差し指・中指が動かしづらくなる
 

 この年で左手(手首から先)がどんどん痩せていき、指の可動域が狭まっていた。人差し指がまっすぐ伸ばせず、親指を外に広げられなくなってきた。中指も曲げづらかった。同時に、右手もどうやらおかしいぞということに気づく。

 

 この時期を振り返ると、どうも問題を先送りしていたいという願望が透けて見える気がする。とはいえ、じゃあ大騒ぎして駆けずり回ったとしても、無駄な手間に終わった可能性も高いと思う。指の可動域が明確に狭まったり筋肉が不自然に減ったりという異変が明示されるまでは、下手すると五十肩だよねで話が終わっていたんじゃないかなと。