地球がまわっている
たったそれだけの事実が私を酷く苦しめる
真っ黒な未来は容赦なくやってきて
血の滲んだ過去は過ぎていく
流れた血は地上に届かず
自分にまとわりついて呼吸を止まる
地球は変わらずただまわるのみ
何をしていたのだろう
走っていたつもりが
足踏みしていたか行き先が違ったか
わかっていたはずだった
普段から走ることをしない人間が
覚悟を決めたところで走れるはずもなかった
覚悟は便利な道具ではない
言い聞かせるための納得するためだけの
要はただの言い訳だった
嫉妬や後悔はあまりない
そんな贅沢は許されないから
それは全力で走った人にだけ許される
ご褒美だから
それでも少しばかり後悔してしまうのは
傲慢さゆえだろうか
あれはなんだったのか
なんのための日々だったか
昔はこんな人間ではなかった
いつから変わってしまったのか
もうあの時に戻ることはできないのか
私は愚かだ
あの時、あの時だ
生きることをやめようと決意した日
遂行しきれていれば
あの覚悟さえ本物にできていれば
こんな思いをせずに済んだのだ
このまま消えてしまいたい
悲しむ人が少しでも出てくる前に
私を産んだ親を恨んでしまう前に
最初から存在さえしなければ
生まれたことを悔いてしまうには
遅すぎた夏だった